【実社会】(じっしゃかい)
「実際の社会。美化・様式化されたものと違って、虚偽と欺瞞に満ち、毎日が試練の連続であると言える、きびしい社会を指す。」(「新明解」第七版より)
さらに「新明解」第四版によると「世の中」とは、こうである。
【世の中】(よのなか)
「同時代に属する広域を、複雑な人間模様が織り成すものととらえた語。愛し合う人と憎み合う人、成功者と失意・不遇の人とが構造上同居し、常に矛盾に満ちながら、一方には持ちつ持たれつの関係にある世間」
ひどい事件やかなしい出来事が毎日つづいて、世の中にだんだんうんざりしてきて、世の中がいやになりかけてきたとき、これをよむとすこし気が楽になる。自分たちが生きているところはそういうところで、そういうものなのだ。
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[追記]「新明解」は「ネット社会」を、どうとらえているのだろう。