はじめに、ふた、ありき
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文化人類学は「文化の多様性」を肯定する学問で、もちろんそれはとても大事なことなのだが、それだけでなく、自分の身のまわりの人たちの多様性を肯定し、寛容であることも、それと同じくらい大事だと思う。たとえば、こんなふうに呼ばれる人たちを。 【あんぽんたん】 「あんぽんたんとは、阿呆・馬鹿などと同じ意味だが、それらよりも軽い気持ちで使われることが多い。あんぽんたんは、「阿呆」と愚か者の意味の「だらすけ」が複合された、「あほだら」「あほんだら」が、転じた言葉である。」 【ぐうたら】 「ぐうたらとは、ぐずぐずしていて働く気力のないさま(人)。ぐうたらは江戸時代から使われている言葉で、愚かでたるんでいることを意味した。ぐうたらの「ぐう」は「愚(ぐ)」の長音化したもので、「たら」は「弛む(たるむ)」などの基になる「たる」が変化したものである。」 【まぬけ】 「まぬけとは、考えや行動に抜かりがあること。また、そのような人。「阿呆」「とんま」「のろま」などと同様に、愚鈍な人を罵っていう語。マヌケ。まぬけの「間(ま)」は、時間的な間隔の「間」である。芝居や舞踏、漫才などで「間」は、音や動作の休止の時間的長短のことを言い、拍子やテンポの意味にも用いられる。「間が抜ける」ことは、「拍子抜けする」「調子が崩れる」ことであり、テンポが合わないことを意味した。転じて、行動に抜かりがある意味となり、さらに愚鈍な人を罵る言葉になった。」 【とんちんかん】 「とんちんかんとは、物事の辻褄が合わなかったり、ちぐはぐになったりすること。間抜けな言動をすることやそのような人。とんちんかんは、鍛冶などで師が鉄を打つ間に弟子が槌を入れるため、ずれて響く音の「トンチンカン」を模した擬音語であった。音が揃わないことから、ちぐはぐなことを意味するようになり、さらに間抜けを意味するようになった。」 【のろま】 「のろまとは、動作がにぶいこと。また、そのような人。のろまは、江戸の人形遣い野呂松勘兵衛が演じた「間狂言」の「野呂間人形(のろまにんぎょう)」に由来する。「野呂間人形」は平らで青黒い顔をし愚鈍な仕草をする滑稽な人形なので、「のろま」になったとするものである。」 【ぼんくら】 「ぼんくらとは、頭の働きが鈍く、物事の見通しが利かないさま(人)。ぼんくらは、盆の上での勝負に対する目利きが暗いことから、勝負によく負ける人を賭博用語で「盆暗」と呼んだことが語源とされる。」 【ずぼら】 「ずぼらとは、行いや態度にしまりがなく、だらしのないこと。きちんとしていないこと。また、そのさま。ずぼらは、近世の上方の方言で「ずんべらぼん」「ずんぼらぼん」「ずんぼらぼん」など、凸凹(でこぼこ)や突き出した部分がなく、「つるつるなさま」「のっぺりとしたさま」を表した言葉が語源。」 【おっちょこちょい】 「おっちょこちょいとは、落ち着きがなく、軽率な行動をするさま。また、その人。 おっちょこちょいは、「おっ」「ちょこ」「ちょい」からなる語と考えられる。」 【ちゃらんぽらん】 「ちゃらんぽらんとは、いいかげんで無責任なこと。ちゃらんぽらんの語源は諸説あるが、「ちゃらほら」が変化し、「ちゃらんぽらん」になったとするた説が妥当とされている。ちゃらほらの「ちゃら」は「出鱈目(でたらめ)」「嘘(うそ)」「出任せ(でまかせ)」の意味で、「ほら」は「ホラを吹く」の「法螺(ほら)」と思われる。」 【のんき】 「のんきとは、性格がのんびりしているさま。無頓着なさま。漢字で「暢気」「呑気」と書くのは当て字。正しくは「暖」を「のん」と唐音読みした「暖気」である。中国では「暖気(だんき)」と読み、暖かい気候を意味していたが、中世頃の日本では「気晴らし」や「遊山」の意味として「暖気(のんき)」が使われていた。近世末期頃より意味が転じ、人の気性などを表す言葉として用いられるようになった。」 【へなちょこ】 「へなちょことは、未熟な者、取るに足らない者をあざけっていう語。「へな」は腰砕けの状態を表す「へなへな」の「へな」で、「ちょこ」は「ちょこまか」など目立たない小さな動作を表す「ちょこ」と考えられる。」 【どじ】 「ドジとは、間の抜けた失敗をすること。また、そのような人を罵って言う語。ドジは、近世中期以降に多く見られる語で、近世末期の『俚言集覧』には「鈍遅(どんち)」と関連付ける記述があり、「どんち」が転訛し「どじ(旧かなは「どぢ」)」になったとする説が有力とされる。」 【へぼ】 「へぼとは、下手なこと。腕前のつたないこと。へぼいとは、下手なさま。腕前のつたないさま。平凡の略という。」 【びり】 「ビリとは、最後、最下位。最下位の者。強調して「びりっ尻(びりっけつ)」などとも言われる。ビリの語源は未詳であるが、「尻(しり)」が転訛して「ひり」となり、「びり」になったとする説が有力とされる。」 【しろうと】 「素人とは、ある物事に経験の少ない人や、職業・専門としていない人。未熟な人。素人は、平安時代には「白人(しろひと)」と言い、白塗りをしただけで芸のない遊芸人をさす言葉であった。「白人」が「素人」に転じた由来は未詳だが、「素」には「ありのまま」という意味の他に平凡さを軽蔑する意味も含まれているため、「素」の字が使われ「素人」になったと考えられる。」 世のなかにはいろんな人たちがいて、いろんな人たちがいっしょにいるのが世のなかで、おたがい「こまったやつだ」と思いながら、ともに、みとめあって、ゆるしあって、たすけあって、いろんな人たちがともに生きていくのが世のなかだと思う。願わくば、自分も人から「こまったやつ」だと思われる人間になって、もっとまぬけに、もっとのんきに、もっとあんぽんたんに生きてみたい。でもそれは、原発をとめてからの話で、原発があっては、そんなふうには生きられない。だからこそ、はやく原発をとめたいのだ。
by illcommonz
| 2012-04-26 01:13
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