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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼【シャリバリ】(仏=charivari)
 「シャリバリ」というフランス語の語源は明らかでないが、共同体の伝統的規範を侵犯した者に対し、儀礼化したやり方で罰を加える行為であって、中世から19世紀に至るまで、広くヨーロッパ各地に見られた。若者組の成員が鍋などをたたいて音を出し、再婚した者や姦通した者をはやし立てた。英語では「ラフ・ミュージック(rough music)」、ドイツ語では「カッツェンムジーク(Katzenmusik)」、イタリア語では「スカンパナーテ(scampanate)」などと呼ばれている。」(世界大百科事典第二版)

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 「18世紀になると従来の伝統的なシャリヴァリとは違い、「政治的・経済的・社会的不満や反発を特定の人物なり組織なりにぶつけて、民衆がその意思表示を行 なう」というシャリヴァリが発生するようになった。18世紀以降のシャリヴァリでは検察官、政治家などを対象としたものが増えていく。1848年二月革命によりギゾー内閣が崩壊した時も、その一人の閣僚エベール氏に対するシャリヴァリがおこなわれている。彼の邸宅の窓の下には「嘲笑者たちの一団が、赤い頭巾をかぶせられ、リボンや鈴で飾られたロバを一頭引 き立て」て「首からギターを下げた一人の庶民が、氏にグロテスクなセレナーデを奏でる風景が見られた。制裁の対象者をロバに乗せ、本人又は身代りの人物(もしくは人形)を引き回すようなことを「アゾアド」とも呼ぶが、このような形をとりながらシャリヴァリがこの時代には政治の統治者に向けられていくようになった。翌年にはアルザス地方の古都コルマールで国民登録局長のグランジエの暴言に対するシャリヴァリが始まった。市民は口々に「シャリヴァリだ!」と叫びながら邸宅に押しかけた。連日連夜にわたるラフ・ミュージックを伴ったシャリヴァリはグランジエが更迭されるまで続いた。「闘争シャリヴァリ」は他のものと違った要素を持っている。したがって、市民革命に起きた十八世紀以降はシャリヴァリに大きな変化をもたらしている。政治や社会への不満はシャリヴァリのスタイルを持って表現される。対象となるものはもはや単なる共同体社会の逸脱者ではない。極めて政治的な要素を含んだ共同体における規範の逸脱者となっていくのである。したがって、このようなシャリヴァリの変容は、決して近代における市民革命以降の政治の動向と無関係に語れないだろう。」(「祭りとシャリヴァリの実態とその衰退~ヨーロッパの民俗慣習から前近代を考える」より)

[関連]
▼イルコモンズ+五野井郁夫+中野真紀子「デモクラシー・ナウ!~進化するデモ~復活したオキュパイ運動と生まれ変わったメーデー」移民・労働運動と連携したオキュパイ運動、「広場の占拠」から次の段階へ、クラウド化する運動とは?」

[参考動画]
▼Casseroles - Montreal, 24 Mai 2012
http://vimeo.com/42848523
[参考文献]
蔵持二三也「シャリヴァリ―民衆文化の修辞学」 
[PR]
by illcommonz | 2012-06-02 04:04
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