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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼当局、マスコミ、東京の華
▼当局、マスコミ、東京の華_d0017381_2581038.jpg
[写真] http://mkimpo.blog.shinobi.jp/Entry/1441/

 「普通に考えて、官邸前デモは勢いを増して、さらに大きく盛り上がる展開が予想される。再稼働を阻止しようとする国民にとって、官邸前のアクションこそが心と心を繋ぐ運動のシンボルであり、そこに期待と関心を集中させている。ここに集まる人数が増えることで、野田政権の再稼働にNoを突きつけられると思い、国民世論の内実を顕現できると考えている。この抗議行動が不断に興隆することは、再稼働阻止の主張の正当性を証明するものだ。
 官邸前の抗議行動はシンボルだ。だからこそ、再稼働を強行する側は敵を無力化するべくこれを潰す必要がある。予想されるのは、ここぞとばかり当局(仙谷由人)が機動隊を導入して市民を挑発し、物理的な衝突を起こして数十人を逮捕することだ。強制排除に出る図だ。そして、いかにも過激な暴徒が騒動したようにマスコミを使って情報操作することであり、再稼働反対の市民運動に「過激派」のレッテルを貼りつけて宣伝工作する謀略である。
 誰もがうすうす感じ始めている。国民と権力をめぐる政治的な意思と意思のぶつかりが、 もはや湯浅誠の言うような「調整」の過程を通じてはマイルドに完結することがないことを。つまり民主主義的には「調整」されないことを。国民の多数者の意思は、現在の国会やマスコミの回路を通じては掬い上げられず、拒絶され、政策として実現することはないことを。
 官邸前デモに参加しながら、それを現場や映像で目撃しながら、一人一人が心の中で思い始めているはずだ。これから先、どうなるのだろうと。そこで思い浮かべるのは、昨年2月のカイロのタハリール広場の激動の映像であり、エジプト革命の混乱のストップモーションに違いない。1万人が2万人に膨らむ。2万人が4万人に膨らむ。5万人、さらに10万人に膨らんで、自身の抗議行動の正当性が実感できても、その声が政府や政治に届くことはなく、大飯に続いて伊方の再稼働が「粛々と」進められる。それをマスコミが欺瞞的な説明で翼賛報道する。マスコミは抗議行動の高揚を報道から除外する。そこに焦点を当てない。どのような手段を用いても、政治は国民の再稼働反対の要求を受け入れない。拒否する。そうしたら、その次に何があるのか、どうなるのかの予感と想像を持ち始めている。
 官邸前の再稼働反対デモには二つの特徴がある。一つは若い世代が多いことだ。これまで、私もいろいろなデモや集会に出かけたが、これほど参加者の平均年齢が低い集団は初めてだ。そのことと関わるかもしれないが、このデモには東京特有の華がある。一人一人に個性の強さがあり、簡単に言えば絵になる張りの強さがある。撮影から逃げず、撮影に媚びない。撮影を意識せず、自然に映像の一部になる。その、よい意味での東京らしさが、モードとしてカルチャーとして官邸前デモの映像には漂っているのだ。」(世に倦む日日「6/15の官邸前デモ-次の予感、東京らしいカルチャー」より抜粋)


by illcommonz | 2012-06-21 20:48
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