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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼イルコモンズ講演「3.11以後の"技能的実践"活動」
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▼講演「3.11以後の"技能的実践"活動」
[日時] 2012年7月26日 18:00-
[講師] イルコモンズ(元・現代美術家/アクティヴィスト/人類学者)

 「ご存知のとおり、私は自然科学の勉強をはじめました。そして、次のような認識に達したのです。私は私自身に云いました。「おそらくお前の能力は、ある分野でのすぐれた専門家になるというのとはちがう何かべつのものに向いている」と。「お前にできることは、人びとが義務として負っていることに対して幅広い刺激を与えることなのだ」と。」(ヨーゼフ・ボイス)

 「近代社会の中で成立してきた「職業としてのアーティスト」という概念ではなく、「文化の専門家」としての、「技能的実践家としてのアーティスト(や人類学者 ※引用者による加筆)」という概念の方が、現在の社会においてはより有効だと思える。「英雄としてのアーティスト」のイメージが、並外れた偉業、妙技、勇気、忍耐、卓越、才能などといった概念とともに、個人に集中していくのに対して、日々の生活スタイルを支持、維持してゆくありふれた活動や、非個人的な共感覚の共有、遊びといったものの「技能家としてのアーティスト」のイメージの方は、社会形成のダイナミズムを、より深い所から活性化させ、多様化させる方向へと、よりかかわってゆくことになる。そこでは、日常生活の祝祭的な側面が強調され、感性的、身体的手段によって、人々との共働的社会的絆を再生させる仕事の一部を、アーティストが積極的に引き受けることになるのだ。



 参加、経験、共働することによって発生してくるパフォーマティヴな場が、アーティストの活動の場であるとするならば、そこで英雄的な行為ではなく、贈与の行為のような日常的な領域で、だれもが行なえることを率先して、さまざまにやってみせるその意味での文化活動の専門家が「アーティスト」ということになるだろう。
 「技能的実践家としてのアーティスト」の場合は、既存の制度、概念、ヒエラルヒーから逸脱しており、神話化されることもなく、日々の事象の中をくぐりぬけてゆく、そのパフォーマティヴな行為、作品、姿勢が、贈与として周囲の人々へ手渡されてゆくことになる。
 現実に生活、地域、労働、自然、環境が活性化し、ともに希望を共有して生きていくことができるということが一番求められていることなのだ。イルコモンズ氏の言う、現状への「いたたまれない気持ち」を共有できる人々、領域が当然ながら芸術をこえてひろがっていく可能性と必然性を、(3.11以後の ※引用者による加筆)今の社会は持っている。この「いたたまれない気持ち」を持たざるをえないような事象が、農業、林業、漁業、介護、医療、教育、サービス、建設、土木、政治、法律、芸術、デモ (※引用者による加筆)等々、今日の社会のいたるところに存在していることを無視することはできない。」(白川昌生『美術館・動物園・精神科施設』より)

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[配布資料]
▼NY州立大学編「アクティヴィスト人類学者にできること:その知識と視点、修練、経験」
http://faculty.plattsburgh.edu/richard.robbins/legacy/activist_toolkit.html

[キーワード] 社会彫刻、アクティヴィズム・フォビア、アトミックサイト
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[参考]
 「結果が人助けになるなら偽善でも独善でも商売なんでもいいと思ってる。でもアートでの人助けってなんだろう。助けられるほうは人それぞれだもんなあ。私は癒しより毒たっぷりの笑いに助けられる。」(reiricketts 2012年7月26日のツイート)
 「私はアートは無責任なもんでもいいような気がしてる。ただ、震災以後の、それを題材にしたものについては別。偽善とか人のせいにしたりとか、風評被害を広げるようなものとか。もともとアーティストに人間性は求めてないが、自分から人間性を売りにするんなら話は別ってことです。」(じょぷ じょぷ 2012年7月20日のツイート)
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by illcommonz | 2012-07-27 00:03
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