▼首都圏反原発連合記者会見 2012年8月22日 衆議院議員会館
【質疑応答】
▼デモクラシーの再稼動
「ここ何ヶ月間のなかで非常に大きかったのは、野田首相の「再稼動宣言」と、それにつづいて起こった「大飯原発の再稼動」だったと思います。あの再稼動宣言によって、この国の人びとの心のなかに埋めこまれていた、制御棒がひきぬかれ、そして、原発が再稼動した日、もしかすると、この国で眠りこけていた民主主義、デモクラシーが再稼動したのかもしれません。そしてそれは、いつ停まるか分からないものです。そのことを野田首相はもっと怖がってもいいと思っています。これまで何十年もかけてつくってきた「アクティヴィズム・フォビア(社会運動嫌い)の文化」を、自分がこわそうとしているということに対して、もっと危機感を持った方がいいと思っています。」イルコモンズ(怒りのドラムデモ実行委)
▼この運動がなしとげていること
「この運動がなしとげていることは、「戦術」として「非暴力」ということを原則にしています。非暴力の直接行動です。この20年あまり、世界中でさまざまな抗議行動が起こっていますけれど、非暴力でやりたいという気持ちのうえに、いまの社会運動がおこなわれています。そのなかで、もし、いま、「非暴力直接行動のオリンピック」があったら、いま国会前で起きている運動は、金メダルがとれるくらい、非暴力を貫いています。夕方の6時に集まって8時に帰るんですよ。そのことにもっと驚くべきだと思うし、そういったとりあげ方をしていただきたいと思います。それがいま、この運動がなしとげていることのひとつだと思っています。」イルコモンズ(怒りのドラムデモ実行委)