▼イルコモンズ作 「呪いのドラム」(2012年)
▼小沢剛@tsuyoshiozawa
「昨日首相の前で話したイルコモンズこと小田君の言葉が心に刺さる。彼が美術家というもう一つの顔があるのを知っている人はどのくらいいるのだろう。http://radiationprotection.tumblr.com/post/29955156926/20120822」(
小沢剛 2012年8月23日のツイートより)
▼「絶え難き(原子力)を絶ち、偲び難き(原子力)を偲ぶ、原発供養展示」
(
アトミックサイト展(2011年)より)
正確にいえば、自分は現代美術家を廃業した「元・現代美術家」で、とりわけ、3.11以後は、こういう前近代的で民衆的なものしかつくらない、どこにでもいる「技能的実践家としてのアーティスト」である。
▼イルコモンズ講演「3.11以後の"技能的実践"活動」
http://illcomm.exblog.jp/16496558/
ところで、その自分には、あともうひとつ、アフリカでシャーマニズムを学んだ民族学者という顔があるのを知っている人はどのくらいいるのだろう。かつて岡本太郎は「芸術は呪術だ」といったが、自分は「呪術は芸術だ」と思っていて、
ことばが通用しない相手には、美術=呪術という術でもって心を刺すべしと考えている。それはともかく、小沢君は、自分が「東京都指定の要注意アーティスト」に指定されたということは知っているのだろうか。
▼「東京都、イルコモンズ氏を「ヘル・アーティスト」に指定」
http://illcomm.exblog.jp/14382328/
▼アトミックサイト監修者、東京都の要注意アーティストに指定される
http://illcomm.exblog.jp/14382299/
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(おまけ)「呪いのドラム」のつくりかた
ヤフオクで古い和太鼓(平太鼓)を手に入れる(落札価格3,000円)
いい感じに汚れているが、皮がヘコヘコにゆるんでいて、まともな音がしない
かなり古い鋲打太鼓なので、鋲がゆるんでしまってるようだ。
鳴らぬなら叩いてしまえ、ドン・ドン・ドン・ド・ドン!
さらに鋲をうちこんでみたら、いい感じになった。
ニスを塗る。
留め具も塗る。
補修完了。
ストラップをつける、バチはすりこぎ棒。
そして、改造。仏教、神道、道教、ヒンドゥー、ブードゥー、黒魔術、迷信、俗信、アニミズム、そのほかの、バチあたりなミックス。
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(もうひとつ、おまけ)
▼怒りの日のために(2) 「原発やめろデモ」用ドラム
http://illcomm.exblog.jp/13299637/