バーンアウトは、時間をかけてすこしづつ起こります。それは身体的あるいは精神的に現われてきます。バーンアウトの徴候にはこういったものがあります。
○自分の生活が運動にのっとられてるような気がする。
○判断を下すのが難しい
○集中できない
○不眠症、寝つきが悪い
○悪い方に考えがちな傾向
○目的意識ややる気の喪失
○身体的なバーンアウトの目印には、筋肉の緊張、血のめぐりの悪化、アドレナリンの増加が含まれる。こうした身体の状態は、頭痛、肩こり、疲労につながる。
○これまで楽しかったり興味を持っていた事柄―食事や友人との時間、その他の活動によろこびを見出せなくなる。
わたしたちは、絶えず酷使されることに耐えることのできる、すりへらない機械でもなければ、兵士でもありません。こうした状況に侵されない人がいるとしたら、それはむしろ憂慮すべきことです。みんなで話をし、不安やストレスを互いに聞きあう時間をつくることが大切です。わたしたちは互いにしっかりとケアする必要があります。さらには、いつも大丈夫なようにふるまっているだけかもしれない「強い」人のことを忘れてはいけません。自分の感情を伝えることを怖がらないでください。気がかりな人が「大丈夫」と言いはるような場合、バーンアウトに対処するのは難しいかもしれません。限界に近づいているような人が周囲にいたら、その人を問い詰めたりせず、ストレスを軽減させることに努めましょう。自分がバーンアウト気味かもしれないと思ったら、躊躇せずに助けを求めましょう。いろいろ異なる活動を取り混ぜながら、定期的に休みを取るようにしましょう。それはあなたの権利であり、ニーズでもあるバランスを取るためです。大きな行動や仕事がはじまる前に、その合間に、そして、終わった後に、休みをとる計画を立てましょう。
人としての自分を認めましょう。あなたには楽しんだり、のんびりする権利があります。自分の弱さを受けとめて外に示しましょう。わたしたちは機械ではありません。わたしたちが持つ傷つきやすい側面を認めない場合、そうした部分はさらに大きな問題となってかならず回帰してくるでしょう。
TAKE CARE OF EACH OTHER
「息の長い反/脱原発運動のために/バーンアウトを回避するためのヒント集」より抜粋
ちょうど今くらいの、季節のかわり目には、特にご注意を。