はじめに、ふた、ありき
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▼#13O - 13 Octobre 2012 - Global Noise - Casserolade Plane'taire 「10月13日は新自由主義政策を進める1%の金持ち達に、政治家に、官僚に、多国籍企業に、メディアに、99%の私たちが怒りをぶつける日です。声なき声を鍋とフライパンをぶっ叩いて伝えよう!」(10/13IMF世界銀行対抗アクション @no_imf_tokyo) 「デモは世界同時アクション「グローバル・ノイズ」と連帯します、 当日は家にある鍋とかヤカンとか使わなくなったフライパンとか、音が鳴るものならなんでも良いので、持ってご参加下さい。みんなでノイズを鳴らして楽しもう。」(同上) フランス革命のころ、ヨーロッパ(主にフランス)で、鍋やフライパンを叩いて抗議や不同意の意を示す民衆がいた。そのムーヴメントは「シャリヴァリズム」とよばれた。 【参考】▼「キャセロール、シャリヴァリズム・ナウ!~原点回帰するデモ」 http://illcomm.exblog.jp/15966284/ それから数百年を経た2001年の夏、アルゼンチンで革命が起きたとき、それが突然、息を吹き返した。大勢の民衆が路上にあふれ出て、「(腐敗した政治家たちは) ひとり残らず、みんなで出ていて!」と鍋やフライパンを打ち鳴らした。鍋やフライパンによるブーイングは、「キャセロール」とよばれた。それから約10年後の2012年、「キャセロール」がふたたび息を吹き返した。今度はカナダのフランス語圏であるカナダのケベック州で、学生たちが鍋やフライパンを打ち鳴らし、1%の富裕層が世界を支配する体制への怒りと抗議の意を示してみせた。デモの原点回帰である。それがこれから数時間後に、全世界で「グローバル・ノイズ」という名で、起きる。 台所用品をつかった音楽は昔からあった。たとえば、これがそうである。 ▼1930's kitchen utensil orchestra カズーと台所用品をうまく組み合わせている。ほかにも、こういう表現がある。 ▼Song of the Kitchen ▼Mise en Place - Kitchen Music だが、これらはあくまで台所用品をうまく使った「音楽」であって、抗議やデモではない。抗議やデモではこうなるし、これで、よい。 ▼アルゼンチン(2012年9月13日) ▼ケベック(2012年5月24日) ▼ロンドン(2012年6月4日) そして今日、2012年10月13日、世界のあらゆる不正に抗議し、世界中のあちこちの街で、台所用品が打ち鳴らされる。一方、2012年の、いまの日本で、台所用品を抗議に使うことには、特別の意味がある。なぜなら、3.11以後、台所が戦場となってしまったからだ。 ▼ODZ 「台所は戦場だ ダブ・ヴァージョン」(2011年) ということで、「たたかう台所用品」をつくることにした。 「キャセロール」はたのしい。子どもも大人も、夢中になる。 だが、つい夢中になって、たいせつな台所用品をボロボロにしてしまいかねない。これはまずい。 今日は、この寸胴鍋(12インチ)をたたこうと思うが、大切にしているものなので、ボロボロになったらこまる。 なので、マレットでたたくことにした。マレットでたたくと、低音がよく出る。 もともと鍋というのは、いろんなものを煮炊きをするなので、いろんな「音の鳴るモノ」をいれて、「ごった煮」状態にして、たたくことにした。 21世紀によみがえった「キャセロール」は、「ポット&パン」とも呼ばれる。ポットは鍋のことで、パンはフライパンのことである。なので、フライパンもたたこうと思うが、これまでの経験からいって、フライパンは楽器ではない※ので、どうしても音色やリズムが単調になる。いってみれば、かなづちで釘を打つようなハンマー・ビート(オン・ビート)になる。 なので、改造することにした。 タンバリンのジングルをつけてみた。 フライパンをゆすりながらたたくと、「シャカシャカ、カカ、カ、カカ」というシャッフル感のあるリズムになる。 響きがよくなるように、バネと鈴もつけてみた。 ドラムのスティックでフライパンをたたくと、どうしてもカン高い音になる。ためしに、トンクを使ってみたら、弾みがついて、いいリズムがきざめるようになった。 せっかくなので、トンクも改造する。 改造中 タンバリンのジングル。 ジングルつきのタンク・スティックにした。 このトンクでフライパンを「シャカシャカ、カカ、カ、カカ」とたたくと、「カシャカシャ、シャカカシャカカ、シャカカカ、カシャカシャ」というリズムになる。 寸胴鍋のベース音の上で、フライパンのシャカシャカというリズムの鳴る「ドラムン・ベース」ならぬ、「ポッツン・パン」になった。 うるさいサルで結構。今日は思いっきり、「雄叫び」、いや、オカンたちとともに、魂の「雌叫び」をあげたい。 ▼「世界同時行動 グローバル・ノイズ」 http://illcomm.exblog.jp/16975518/ [日時] 2012年10月13日 12:00集合 12:30デモ出発 [場所] 東京・銀座水谷橋公園(東京都中央区銀座1丁目12-6) [主催] オキュパイIMF世界銀行 ------------------------------------------------ [おまけ] 「改造・3連カズー」 キャセロールにはカズーやブブゼラがよく合う。 ------------------------------------------------- [追記] 楽器としてつくられたフライパンもある。写真は、ブラジルのサンバ楽器メーカーCONTEMPORANEA製のフライパン。むかしマルメラアダで売ってたのをみたことがある。
by illcommonz
| 2012-10-13 03:27
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