はじめに、ふた、ありき
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ひ ょ ん、なことから、とつぜん、
「介入展示」の話をもらい、 最終日のいちばん忙しい時に、 ずうずうしくも、会場の壁や床に、 貼り紙やらシールやら飼育箱やら、 なんやらかんやらをなんやかんやと 展示させてもらった「バ ング ント」展 への介入の、その最後のしめくくりとして、 9月17日発売の「美術手帖」10月号に 短い文章をふたつ書きました。 表題はそれぞれ次のとおりです。 ▼「バングント領域(リョウイキ)」 (文=イルコモンズ) ▼「お届けしましたがご不在でした」 (文=イルコモンズ) 字数がうんと限られていたにもかかわらず、 さらにそれを二人で分け合って書いたので、 どちらも改行がひとつもない、ぬりかべのような かなり圧縮した文章になってます。 聞けば、予想したよりはるかに多くの寄稿があったそうで、 ならば、そのうちの一つを、ここで一足先に公開したところで、 雑誌の売り上げには、ほとんど何の影響もないだろうから、 ここに全文掲載してみようかな……とも思いましたが、でも、 やはり出版の世界の仁義というものがあるので、それはヤメて、 mixi の方に分載することにしました。マイミクシーだけの 限定公開なので、たとえば、脱稿後に知り合いにメールで 原稿を送って先に読んでもらい、レスをもらうのとさほど 大きな違いはないはずなので、ちょっと実験的に 公開してみます。なお、mixi のURLは、ここには 書きだしませんので、自力で検索してみてください。 ちなみに、脱稿の翌日に刊行された『新潮』10月号に掲載の 椹木野衣「希望のための、ささやかのテロ、のようなもの」を 読んでみたら、あの「箱につきまといかねない3つの誤解」と 「自我の死と再生の物語の読みこみ」に機先をさすという、 その批評のラインでは、だいたい見方が一致してました。 あと、展示のくみたてに、村上春樹の作品世界と同質の影が あるのは、うすらぼんやりと感じてましたが、それが『国境の南、 太陽の西』のそれだというところまでは、気がつきませんでした。 展示がまだ続いている最中に書かれたこの評論とはちがい、 僕らは展示の最終日を見届けたところから書きはじめたので、 なんとはなしに『世界の終わり…』とか『ダンス…』の結末に ひきつけて見てしまったようなところがあります(かっこぉ) ともあれ、次は、展示を終えてからのことが書かれる、 この評論の続きがどうなるのか、来月の『新潮』が楽しみです。 ______________________________________ [用語解説] 【ぬらり・ひょん】 Nurari-Hyon 名詞 妖怪の総大将ともいわれるが、やることはあまり総大将らしくない。 人間に悪事をするのが無上の喜びで、人の心理の隙をねらうのが 巧みな妖怪。人々が忙しい夕方時、どこからともなく現れ、勝手に 座敷に上がり込み、勝手にタバコやお茶など飲んだりする。 境港市観光協会編「水木ロードの妖怪たち」より
by illcommonz
| 2005-09-07 17:46
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