こういうこともあろうかと、選挙期間中、家でひそかに製造していたものがある。不倶戴天の敵、自民党とたたかうための、デモ/抗議用改造楽器である。
サビだらけで、キーが何箇所か壊れているため、ヤフーオークションで買い手のつかなかった安物のおんぼろアルト・サックスを、ひとつ3,000円で、ふたつ手に入れた。まずは修理と軽量化。パッドを交換し、
いつものように、キーガード、ボウガード、プロテクター、B、B♭、Fシャープキーなどをとりはずず。これで500グラムくらい軽くなる。
あとは、ギコギコ、トントン、カンカン(以下省略、詳細は後日)
ギコギコ、トントン、カンカン(以下省略、詳細は後日)
できた。フレンチ・ホルンのベルを持つフレンチ・サクソホルン。ふつうのアルト・サックスのベルは、だいたい12センチくらいだが、これは31センチある。つまり12インチ・メガミックス(←死語)である。ベルが3倍になったぶん、音もむだに大きい。思いっきり吹くと、ベルがブルブルふるえ、その振動が頭蓋骨まで響いて、吹きすぎるとバカになる。そして、音はおそろしくわるい。音程もわるいが、自民党にはそれがふさわしい。
あともうひとつはこれ。フロントベル方式のバリトン・ホルンのベルを持つバルト・サクソホルン。こちらはさらに音が大きく、ドス黒い。死にかけたヒキガエルの断末魔の叫びのような不吉な音がする。フロントベルなので、ねらった方向に音がよく飛び、命中率も高い。
おぼえてろ、次は自民党が泣きをみる番だ。