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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼逃亡奴隷たちのラジオ
d0017381_1274100.jpg
「自分の感覚で、
イヤなもの、おかしいもの、
変なもの、っていうのは、
ひっくり返していいもんだと
思いますよ。そんなにね、
馬鹿じゃないです、みんな。
生きてますから。」

DJヤマケン
(ラジオ・マルーン)
「ラジオマルーンVol.4」より


DJヤマケンがそう云うので、下のパレードの絵を
ひっくり返しておきました。で、今日は、こないだの
「ユーガーデン」でも、闘魂あふれるDJプレイを
(しかも日本語訳の歌詞の朗読つきで)みせてくれた
ラジオ・マルーンが出演するコレに行くことに決めました。


#9.11 PARTY FOR UNITY!! Final
 2005年9月11日[日]17:00pm-23:30pm
 渋谷ガボウル http://www.mugendai.org/gabo/
 #入場無料
■MUSIC: Dr.SUSHI / radio maroon
■TALK:ペペ長谷川(司会) 毛利嘉孝(東京藝大助教授) 柴山拓朗(現代音楽家)
■FILM:「シアトル1999」 「カンクン、メキシコ2003」 「世界社会フォーラム2004-2005」
  (COMPAGNIE:JOLIE MOME) unityparty@hotmail.com

#ラジオマルーンのラジオ・ジングルをきく

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d0017381_3172052.jpg夕方から、あいにくの雨でしたが、
それでもやはり行ったかいがありました。
「カンクン」と 「世界社会フォーラム」の
映像は、他のビデオ・アンソロジーで、
断片的に見たことはあったのですが、
それだけを扱ったものを見たのは、
これが初めてで、いろいろと発見がありました。
まず、韓国の農民イ・ギョンヘ の自殺によって
記憶されることになったカンクンでのWTO会議に
反対する抗議行動「キロメートル・ゼロ」では、
全編にわたって、Infernal Noise Brigade のドラムが
この行動のサウンドトラックとして鳴り響いていて、
特にイ・ギョンヘの死が伝えられた後のそれは、文字通り、
イの死を悼む弔いの太鼓として、胸に迫ってくるものがあります。
最初にこれをCDで聞いたときに感じた、INFらしからぬ
沈うつなビートのわけは、これだったんだなと、
いまさらながら合点がゆきました。

一方「世界社会フォーラム」で、へぇ、と思ったのは、クリエイティヴ・コモンズの
提唱者であるL・レッシグのフリーカルチャー講義で、本や講義録を読んで
思っていたよりも、ずっとアグレッシヴなキャラクターに驚かされました。
講義録にくり返しでてくるレフレインが実はアジテーションだったというのは、
ビデオを見るまで気がつきませんでした。それとフォーラム会場を大爆笑させてた、
レッシグ作のカットアップ・ビデオ(ダイアナ・ロスとライオネル・リッチーの
「エンドレス・ラブ」を、ブッシュやブレアに歌わせるというもの)は、ぜひ、
どこかで見つけてみてみたものです。それとあともうひとつ、反米で知られる
ベネズエラ大統領ウーゴ・チャベスの、まるで革命詩人のような能弁さと
その演説の身ぶりには、ついつい感心させられました。それもあって、
全部通しての感想は、もうひとつの世界をつくりだそうとする運動に
必要なのは、まずは詩と音楽だなということでした。

d0017381_3542340.jpgこのビデオの後が、おまちかね、
ラジオ・マルーンのDJアクトで、
こともあろうとことか一曲目は、
岡晴夫の「東京の花売り娘」。
それも単なるギミックではなく、
最初から最後まできっちりかけて、
昭和歌謡でもって「戦後六〇年を
よーく考えなおしてみる」という
ラジオ・マルーン・マジック。

同じく二曲目の菊池章子の「星の流れ」では「こんな女に誰がした」と
問い詰めてみせる、日本ではかなりめずらしい、プリチャー(説教師)
スタイルのDJ。そこから先は、レゲェ、スカ、ヒップホップ、ブルース、
ソウル、R&R、和製ロックと続き、それぞれの曲の歌詞やタイトルを
そのものずばりサンプって、それを福祉問題、労働問題、植民地問題、
グローバリゼーションの話題につなげてゆくという講談DJ。いまどき、
こんなちゃんとしたラジオ番組はNHKの「ラジオ深夜便」くらいのものです。
でも、そのDJスタイルもさることながら、ラジオ・マルーンにシンパシーを
感じるのは、その説き語りの端々に、かつて音楽によってはげまされ、
音楽によって生きる活力を与えられ、そして音楽によって生きのびる
ことができた者たちが音楽に寄せる敬愛のようなものが感じられると
いうところで、レゲェにしろブルースにしろジャズにしろなんにしろ、
もともとそれらは過酷な労働や生活をなんとか生きのびさせてくれる
ものとしてつくられ、うたわれてきたもので、ラジオ・マルーンがセレクト
する曲のほとんどは、そういうもともとの音楽の力にふれさせてくれる
ような曲ばかりで(たとえばボブ・マーリーとか)、しかも、あえて、
オールドスタイルのラジオ番組の形式をとったラジオ・マルーンの
DJプレイは、フロアのみならず、もっとひろく、おの音楽のもつ力を
分かち合うためのメディアであるように思えて、そこにひかれたわけです。

d0017381_3545460.jpgでも、なによりいいのは、
本人たちが誰よりも一番
うれしそうに自分たちの
かける音楽をきいている
というところで、これは、
ラジオ・マルーンが無料で
配布してるデモCDでは
味わえないものです、が、
でも、そのCDがまたよくって、
特に午前3時とか4時くらいにラジオの深夜放送みたいにして聞くと、
フロアでの語りとはまた一味ちがった感じで、マルーンの説き語りが
じわっとしみてきますので、ぜひ一度お試しを。
[PR]
by illcommonz | 2005-09-11 13:13
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