はじめに、ふた、ありき
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「何年か前に、とても心配そうな学生に質問されました。「反原発運動はなくなるでしょうか?」聞いて笑ったというか、苦笑いしてしまいました。なるなるわけがないと。なぜかというと、原発があれば、いつかまた放射能が漏れる、事故は必ず起こるからです。人が忘れたとしても、とにかく問題は続きます。つまり、運動が起こったり、復活せざるをえない状況はなくなっていない、ということです。反原発運動は、ユートピア主義とか理想主義とか、何かのイデオロギーに基づいた運動ではなく、現実に存在する問題に基づいた運動です。放射能が漏れるかどうかは、意見や思想によって決まることではありません。それは現実なのです。実際に放射能はこれまで何度も漏れたし、故障しない機械などありえないというごく当たり前のことを思い出せば、これからも漏れるということは分かります。ですから、反原発運動は、残るかなくなるかではなく、間に合うか間に合わないか、が問題なのです。大きな事故が起きたあとでまた反対運動が盛り上がるのか、それとも運動が成功して事故が起きないように(原発をなくすことが)できるかどうか、なのです。」C・ダグラス・ラミス「経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか?」(2004年) ▼原発新規制基準の「5年猶予」と大飯原発特別扱いの撤回を求める緊急署名 地震や津波は待ってはくれない 原子力規制委員会委員長 田中俊一様、委員各位 【要請事項】 一.原発の新規制基準の適用に5年の「猶予期間」を設けるのをやめてください。 一.大飯原発3・4号機を特別扱いせず、新規制基準を即座に適用した上で、停止させる措置をとってください。 一.新規制基準の策定よりも、福島原発事故の収束と原因究明を優先してください。 ▼署名フォーム https://fs222.formasp.jp/k282/form1/ ▼署名開始:2013年4月8日(月) 一次締め切り:4月10日(水)朝6時 二次締め切り:4月16日(火)23時 三次締め切り:4月30日(火)23時 <要請理由> 原子力規制委員会は、シビアアクシデント(重大事故)対策を盛り込んだ新規 制基準について、第二制御室などの特定安全施設や恒設のポンプ、PWR型原子炉のフィルタ付ベントなど、設置に時間がかかる設備については5年の「猶予期間」を設け、こうした設備がなくても再稼働を認めようとしています。地震も津波も5年間待ってくれるとでもいうのでしょうか? 時間がかかる対策について猶予を与えるというのは、安全よりも、電力会社の都合を優先させたものにすぎません。規制当局が率先して原発再稼働に便宜を図るなど、あってはならないことです。 猶予を認めず、すべて再稼働の要件にするべきという要求は、パブリック・コ メントでも多数寄せられました。これを検討チームにすらかけず、委員長の私案 (※注)により独断で決めるのも問題です。 さらに規制委は、同じ文書で、7月に施行予定の新規制基準を運転中の大飯原 発3・4号機には適用せず、定期検査まで運転を継続させようとしています。即 座に基準を適用すれば、破砕帯調査中の大飯原発は申請すらできないはずです。 申請の条件となっている防潮堤の完成予定は来年3月です。大飯原発だけは例外 的に運転継続を認めるというのでは、基準を厳しくする意味がありません。 福島原発事故は収束しておらず、汚染水の問題一つをとっても困難な状況が続いています。事故原因については、東電が国会事故調の調査を妨害し、地震によ る影響については未解明なままです。新規制基準よりもこれらを優先すべきです。 新規制基準の適合に「猶予期間」を設けるのをやめるよう、そして、大飯原発 3・4号機を特別扱いせず、即座に適用し、停止させる措置をとるよう求めます。 ※注「5年猶予」と大飯原発特別扱いは、3月19日の原子力規制委員会にて、田 中俊一委員長の「私案」という形で示されました。 「原子力発電所の新規制施行に向けた基本的な方針(私案)」 http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/h24fy/data/0033_12.pdf <呼びかけ団体> 福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO FoE Japan、 グリーン・アクション、 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)、原子力規制を監視する市民の会 -------------------------------------- ▼「別の地下貯水槽でも汚染水漏れか 福島第一原発」 「東京電力福島第一原発にある地下貯水槽から放射能汚染水が漏れた問題で、東電は7日、隣接する東側の3号貯水槽からも水漏れが確認されたと発表した。同じ遮水シートを使った貯水槽で漏れが相次いだことで、施設の構造や施工に問題があるおそれが高まった。新たに漏れが見つかったのは、5日に発覚した2号地下貯水槽の海側に隣接する3号貯水槽。縦56メートル、横45メートル、深さ6メートル。原子炉で溶けた燃料を冷やした後、セシウム吸着装置で処理した後の汚染水1万1千トンが保管されている。この汚染水の濃度は、原子炉建屋内にある汚染水のおよそ半分の、1立方センチメートルあたり29万ベクレル程度。6日に外側から微量の放射性物質が検出され、さらに3層の遮水シートの間にたまった水を調べたところ、1立方センチメートルあたり高濃度の2200ベクレルが検出された。」(朝日新聞 2013年4月7日) ▼「漏れた汚染水は120トン 福島第一、地下水に混入か」 「東京電力福島第一原発内の地下貯水槽から放射能汚染水が漏れた問題で、東電は6日、漏れた量の推定を約120トン、漏れた放射能は約7100億ベクレルと発表した。事故前の年間排出上限の約3倍の量。2011年12月に政府が事故収束宣言して以来最大という。遮水シートの継ぎ目部分などから現在も地中に漏れ続けているとみられ、地下水と混じり合っている可能性もある。東電は6日早朝から、隣の別の貯水槽に汚染水の移送を始めた。毎時約100トンを移すため、完了には5日間以上かかる見通し。ためられていたのは、原子炉で溶けた燃料を冷やしてセシウム吸着装置で処理した後のストロンチウムなどが含まれた高濃度の汚染水。1立方センチメートルあたり約29万ベクレル。約1万3千トンがたまりほぼ満水だった。貯水槽の水位は4日と5日で下がり続け、120トンほどの水が貯水槽の外に漏れた可能性があるという。漏れた放射能量は7100億ベクレル。貯水槽は海から800メートル離れている。原子力・立地本部の尾野昌之本部長代理は6日未明の記者会見で「海への流出は今のところない」としている。」(朝日新聞 2013年4月6日)
by illcommonz
| 2013-04-09 04:25
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