はじめに、ふた、ありき
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わたしの国には、多くの国から
たくさんのNGOがやってきますが、 むしろ、私たちのほうこそ、 人間性をうばわれた先進国の 若いひとたちのためのNGOをつくって、 送り出したいと、いつもそう思ってます。 先進国を後にするたび、わたしはいつも 泣いてしまうのです。(モリ・トラオレ) 「AAドキュメント映画会議」での発言 「コート・ディ・ヴォワール 希望の大地」 Cote d'Ivoire: Terre D'Esperance モリ・トラオレ (Mory Toraore) 監督 2005年編集版(未完) 60min _______________________________________ [映画自体がまだ制作中なのでランダムメモのみ] 「わたしは恐怖や怖れを生み出すことにつながる残酷な現実や暴力を ドキュメントすることにはまったく興味がないのです。私が映像によって 提示したいのは"ヌーヴェル・ヴィジョン"なのです」 「工業文明の機動力は文字です。文字というのは、つねに排他的で 強制的なものであり、不公平や差別をうみだす機械にほかなりません。 工業文明とはいわばアルファベットの再生産であり、わたしたちは、 この「文字というのりもの」から、おりてみなければなりません」 「書かれた憲法には、 よいものも、わるいものもなく、 書かれた憲法はすべて 邪悪なものなのです」 「人を1、2、3と数えるのは、 バン、バン、バンと人を ピストルで撃つのと よく似ています」 「植民地主義はかならずしも 白人のせいではありません。 すべては文字と紙のしわざ なのです」 「文字を使わないひとたち、 読み書きをしないひとたち」 がいます。 「わたしたちは、マルクス主義の洗礼をうけた世代ですが、富める者と 貧しき者たちという分け方はなんの役にもたたないと思っています。 重要なのは、文字を使わない人たちと文字を使うひとたちの違いで、 そのコミュニカシオンの違いの方がずっと大きいのです」 「わたしたちは実は、コミュニカシオンと呼ばれているものを、 まだまったく理解できてないのではないでしょうか」 「たとえば、わたしは、20以上の名前をもっています」 *以上、フィルムと会議の席でのモリ・トラオレの発言より聞き書き ----------------------------------------- [イルコモンズ評] ゴダールの「映画史」、バロウズの「言語ウィルス説」、 デリダの「エクリチュール論」そのほか文字の専制や ポスト・グローバル・ニューヒューマン・ライフに興味と 関心のある人は必見の(でも、まだ制作中の)実験的 ドキュメント映画。グローバリズムがトップを独走する 現在の地球が次のラウンドにはいったとき、そこでの 地球のライフ・スタイルをリードするのはアフリカでは ないかと、かなり真剣に思わされる、希望の未来映画。 この未来にむけた希望の映画が、植民地最終戦争の その最前線である内戦下のコート・ディヴォワールで、 危機の時代のまっただなかで、いま、静かにつくられ ようとしていることを世界に知らせなければならない。 危機の時代のあとに、いつもやや遅れてやってくる、 前衛の時代は、人類発祥の地・アフリカで、もうすで に始まっているのだということを。
by illcommonz
| 2005-09-25 08:07
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