
▼ブレヒトとアイスラー
「1933年5月にナチ党政府はブレヒトの著作の刊行を禁止し、焚書の対象とした。その後、1935年から38年にかけてブレヒトは、連作劇『第三帝国の恐怖と悲惨』を書いている。この作品において、ナチ政権下で恐怖に怯えて生活する小市民の様子が、寄席風コントの手法で描かれた。数年後、アメリカに亡命中のマックス・ラインハルトは『第三帝国の恐怖と悲惨』の上演を計画するが実現には至らなかった。」(Wikipediaより)
まるで夢か幻のような、幸福なひとときだったが、魔法がとけて、かぼちゃのような日常にもどると、あ、そうか、自分は、ブレヒト演劇やキャバレー文化、サーカスや道化(「あかるいグランギニョル」)の必要な「くらい時代」のどこかに生きてるのだなと分かってちょっと愕然とした。時代が暗くなればなるほど輝きを増すものがある。サーカス、見世物、楽劇、お色気、道化、キャバレー文化....。だとしたら、さて、自分はなにをしよう。カオスをおそれず、はじめはやっぱりこれかな。
▼アルバート・アイラー「ゴースト」
▼チャラン・ポ・ランタン 「空中ブランコ乗りのマリー」