
「河はちゃんと知っています。いそぐことはない、いつかはかならず、たどりつくべきところに、たどりつくってことを。ゆっくりと流れてゆく河をながめていると、わからなければならないことが、きゅうになにもかもわかってしまう、なんてこともあるでしょう。」(A・A・ミルン「くまのプーのエチケットブック」)
「デモは、「効率主義」や「成果主義」にまみれた者たちの目にはたいして成果のあがらない、非効率的なものにみえるだろうが、いまのこの世界を、いくらかましなものにしてきたのは、デモである。それはビジネスや市場が望むようなスピードやテンポではすすまない。マスコミが「だめなスペクタクル」としてみせる議会政治は、ほんとうのデモクラシーではなく、ほんとうのデモクラシーは「帝国よりも大きくゆるやか」で、そのデモは「河よりも長くゆるやかに」すすむ。」(イルコモンズ「キープ・オン、キープ・レフト、右側に気をつけろ」)