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![]() ▼「現代日本におけるアートのアクティヴィズム」 (府中市美術館アートスタジオ2013トークプログラム) [日時] 2013年6月29日(土)14:00-16:00 [場所] 東京・府中市美術館 創作室 (〒183-0001 東京都府中市浅間町1-3) [講師] 小田マサノリ (イルコモンズ、現代美術家)、武居利史 (当館学芸員) [対象・費用] 一般向き・無料[内容] 美術を通して環境や平和などの社会的な問題に取り組む活動の広がりについて考える。「アート/ソーシャル―美術と社会の新たな空間」第2回。 [参加方法] 当日直接会場へ [内容] [第一部] アーティヴィズムとはなにか? ▼JR「アートを通して世界をひっくり返す」 ▼JR「世界をひっくり返した 1年」 [第二部] 現代日本におけるアートとアクティヴィズム ▼アトミックサイト「いま・そこに存在する放射能の可視化」 ▼イルコモンズ「ムーブメントのパルスとしてのドラム」 [テキスト] ▼イルコモンズ+成田圭祐「アーティヴィズム・ナウ!」 「美術手帖」特集=REAL TIMES 2012年2月号 ▼イルコモンズ 「実存主義的ステンシル主義者の報復とファンタジー」 「ユリイカ」2011年8月号 特集=バンクシーとは誰か?路上のエピグラム ▼イルコモンズ「アフター3.11プレリミナリーレポート」 (2012年 「10 MONTH AFTER 3.11」東京藝術大学先端芸術表現科) ▼イルコモンズ「デモと復興―3・11後に人々はどう動いたか」 (2013年 未刊行) 「近代社会の中で成立してきた「職業としてのアーティスト」という概念ではなく、「文化の専門家」としての、「技能的実践家としてのアーティストという概念の方が、現在の社会においてはより有効だと思える。「英雄としてのアーティスト」のイメージが、並外れた偉業、妙技、勇気、忍耐、卓越、才能などといった概念とともに、個人に集中していくのに対して、日々の生活スタイルを支持、維持してゆくありふれた活動や、非個人的な共感覚の共有、遊びといったものの「技能家としてのアーティスト」のイメージの方は、社会形成のダイナミズムを、より深い所から活性化させ、多様化させる方向へと、よりかかわってゆくことになる。そこでは、日常生活の祝祭的な側面が強調され、感性的、身体的手段によって、人々との共働的社会的絆を再生させる仕事の一部を、アーティストが積極的に引き受けることになるのだ。参加、経験、共働することによって発生してくるパフォーマティヴな場が、アーティストの活動の場であるとするならば、そこで、英雄的な行為ではなく、贈与の行為のような日常的な領域で、だれもが行なえることを率先して、さまざまにやってみせるその意味での文化活動の専門家が「アーティスト」ということになるだろう。 「技能的実践家としてのアーティスト」の場合は、既存の制度、概念、ヒエラルヒーから逸脱しており、神話化されることもなく、日々の事象の中をくぐりぬけてゆく、そのパフォーマティヴな行為、作品、姿勢が、贈与として周囲の人々へ手渡されてゆくことになる。現実に生活、地域、労働、自然、環境が活性化し、ともに希望を共有して生きていくことができるということが一番求められていることなのだ。イルコモンズ氏の言う、現状への「いたたまれない気持ち」を共有できる人々、領域が当然ながら芸術をこえてひろがっていく可能性と必然性を、(3.11以後の ※引用者による加筆)今の社会は持っている。この「いたたまれない気持ち」を持たざるをえないような事象が、農業、林業、漁業、介護、医療、教育、サービス、建設、土木、政治、法律、芸術、デモ (※引用者による加筆)等々、今日の社会のいたるところに存在していることを無視することはできない。」(白川昌生『美術館・動物園・精神科施設』より) 「すべての人間が芸術家であるということは、すべての人間に本当の能力があるということです。なにも音楽をつくったりする必要はないのです。例えば、今日の現代的な飛行機に乗り込みますと、この飛行機を作るためにどれほどの発明の才能が必要であったか、どれほどの創造力、クリエィティヴな力が必要であったかということがすぐに解ると思います。その意味ですべての人間が芸術家だと私は言っているのです。昔のドイツ語の表現ですが、医学を医術、農業を栽培術といったりしましたが、その術が必要なわけです。もちろん芸術でもその術を使わなければなりません。いわゆる近代以降は、芸術の概念を非常に高度な精神行為に美化してしまいました。昔は芸術という言葉はもっと技術とかの概念に近いもので、日常的に使えるということを本能的に予感できる言葉でした。その意味で芸術大学とか、あるいは画廊とかいうろくでもない、ケツの穴みたなところで営まれているものだけが芸術だと思ってはならないわけです。」(ヨーゼフ・ボイス) 「人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りに、ちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は、人の世よりもなお住みにくかろう。越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。」(夏目漱石) 「ご存知のとおり、私は自然科学の勉強をはじめました。そして、次のような認識に達したのです。私は私自身に云いました。「おそらくお前の能力は、ある分野でのすぐれた専門家になるというのとはちがう何かべつのものに向いている」と。「お前にできることは、人びとが義務として負っていることに対して幅広い刺激を与えることなのだ」と。」(ヨーゼフ・ボイス) ![]() ▼ヨーゼフ・ボイス「わたしは週末をしらない」(1971-1972年)
by illcommonz
| 2013-06-29 01:45
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