はじめに、ふた、ありき
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「東京選挙区、吉良さんと太郎さんが当選するのはかなり大きい。反原発運動にとって!」(Misao Redwolf 2013年7月21日) いまの状況のなかでは、東京選挙区は、けっしてわるくない結果だと思う。沖縄と京都もわるくない。きわどいところでブレーキがふまれ、くさびがうたれた。 【号外】自民党の獲得議席が単独過半数ラインの72議席に達しないことが確実になった 【号外】沖縄選挙区、糸数慶子氏(諸派)が当選。野党共闘、自民敗れる 【速報】共同通信の出口調査によると改憲勢力4党で改憲発議に必要な3分の2以上の議席は難しい見通し。 【速報】共産は選挙区と比例代表を合わせて6議席に達し、現行の選挙制度となって最多となることが確実。 最終的に共産党は8議席に達した、するとこうなる。 ▼「追及能力持つ共産党の10議席 他野党の数十議席と破壊力違う」 「国民にとって「共産党」という党名と、その主義・主張に対するアレルギーは強い。だが、東京都議会議員選挙で日本共産党が、17もの議席を獲得し、民主党や日本維新の会を押さえ「野党第一党」の座に立った。多くの有権者が“劇薬”を手にしたのは、それが国民に負担を強いる安倍・自民独裁政治に対する究極にして唯一の「NO」の意思表示だったからか。地方議会がオール与党化する中で、共産党が行政チェック機能を果たしてきたことが支持を集めた理由だろう。その機能は、参院選でも共産党に1票を投じるという「劇薬」の効能になるかもしれない。 今回の参院選で共産党が都議選並みの得票率(13.6%)を取れば、非改選と合わせて会派として認められる10議席に回復する。仮に、いま解散・総選挙となった場合、衆院でも25議席オーバーが視野に入る。「共産党が多少、議席を増やしても政治は変わらない」と考えるのは大きな間違いだ。共産党の10議席は民主党や第3極など「政権と戦わない野党」の数十議席とは“破壊力”が違うからである。共産党の「最大の武器」が、全国に張り巡らせた地方組織と機関紙『しんぶん赤旗』を中心とする調査能力の高さであり、国政での政権追及能力は数々の政界疑獄事件に発展してきた。 だが、現在衆院8議席、参院6議席(改選3議席)の共産党は、質問時間がままならず「牙」が封じられている。穀田氏がいう。「参院では議員が10人いれば本会議で質問ができ、委員会の理事にもなれる。これがないのは痛い。いまは参院の議運委員会理事会へのオブザーバー参加も認められていない。非常に歯がゆい。参院選ではなんとしても議席を増やしたい」自民党にとって共産党躍進が厄介なのは、他の野党への取り込み工作も難しくなることだ。衆院事務局出身で国対政治の裏側を見てきた平野貞夫・元参院議員が語る。「自民党は国会をうまく運ぶために野党理事を接待してきたわけです。しかし、共産党の議席が増えた時代は、理事会にメンバーを送り込んで目を光らせるから、そうした料亭政治ができなくなった」。自民党にすれば、与野党談合で懐柔できる野党ならば数十人の議席でも恐くないが、それが通用しない共産党の躍進は脅威なのだ。」(「週刊ポスト」2013年7月12日号より抜粋)
by illcommonz
| 2013-07-22 01:57
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