毎号愉しみにしている
『COLORS』
最新号の特集は「言論の自由」。
みどころはカラーズ・リサーチによる
世界の報道の自由ランキングチャート。
堂々の第1位は同率で、デンマーク、
フィンランド、アイスランド、アイルランド、
ノルウェー、スロバキア、スイスときて、
そこから、いきなりとんで、最下位の
第167位は北朝鮮。ちなみに、日本は、
チリ、ナミビア、ウルグアイとならんで
今のところまだ第42位につけてますが、
「共謀罪」が成立したら、黒丸急降下で
チャートを真っ逆さまに転落してゆくはず。
「共謀罪」という兇暴な法律は、表現の自由とか学問の自由は云うにおよばず、
お喋りの自由とか交際の自由も云うにおよばず、悪口の自由やかげ口の自由、
憎まれ口の自由やへらず口の自由にまでおよぶのに、このまま無口で黙って
しずかに口をとじててよいのだろうかしらん。
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[追記] 本題とは関係ありませんが、「カッツィ3部作」を監督した
ゴドフリー・レジオは、ベネトンが 『COLORS』の次に手がけた、
クリエイター養成専門学校「ファブリカ」の初代校長先生です。
それだからというわけではないですが、「カッツィ3部作」と
「COLORS」の世界をみるまなざしとグラフィックを主体とした
レペゼンの仕方には通じるところがありますよ。