▼映画「コロッサス」(邦題「地球爆破作戦」) 予告篇 (1971年)
【あらすじ】
「冷戦時代のアメリカ。フォービン博士は自ら開発したスーパー・コンピューター「コロッサス」のスイッチを入れた。国防ミサイル・システムの要として開発されたコロッサスは、通信回線を通じて必要な情報を次々と収集し、驚くべき自己進化を遂げてゆく。コロッサスは、ソビエトにも自分と同様のスーパーコンピューター「ガーディアン」が存在する事を知る。自我を形成するに至ったコロッサスとガーディアンは情報交換を始める。国防機密の漏洩を恐れた大統領と書記長は、コロッサスたちの回線を切断するが、彼らはミサイルの発射というかたちで抗議し、コロッサスから全世界に最後通告が発せられる。「これは世界を支配するものの声である。私は諸君に平和を贈ろう。繁栄と満足の平和か、生きる屍の平和か、諸君が自分で選びたまえ。私に従うか、反抗して死ぬか。諸君の考えている自由など、もはや幻想にしかすぎない。国家ではなく、地球全体の平和と、人類の存続のために、我々は人類を管理下に置く。異論、拒否は一切認めない。以上。」
むかしテレビで観た近未来SF映画。いまみると、米政府や自民党が支配する世界よりも、スーパーコンピュータの管理下に置かれた、この
「特異点以後の世界」の方が、よほどましなのではないかとさえ思えてくる。もしコロッサスが存在するなら、「地球全体の平和と、人類の存続のため」に、地上にあるすべての原発と軍隊、そして自民党を亡ぼしてほしい。そして「異論、拒否は一切認めない。以上。」と宣言してほしい。