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![]() ▼中沢啓治 「黒い雨にうたれて」汐文社 1982年 政府が500億円だかなんだかを出資して「クールジャパン」とかなんだかを進めている一方で、これか。 ▼「はだしのゲン」閲覧を制限 松江市教委「描写過激」 「広島での被爆体験を描いた、漫画家の故中沢啓治さんの代表作「はだしのゲン」(全10巻)が、昨年12月から松江市内の市立小中学校の図書館で子どもたちが自由に見ることができない閉架の状態になっていることが分かった。市教育委員会が作品中の暴力描写が過激だとして、各校に閲覧の制限を求めた。市教委によると、描写が残虐と判断したのは、旧日本軍がアジアの人々の首を切り落としたり、銃剣術の的にしたりする場面。子どもたちが自由に見られる状態で図書館に置くのは不適切として、昨年12月の校長会で全巻を書庫などに納める閉架図書にするよう指示したという。現在は作品の貸し出しはしておらず、教員が校内で教材として使うことはできる。市の調査では市立小学校35校、中学校17校のうち、約8割の図書館がはだしのゲンを置いている。」(朝日新聞 2013年8月17日) ▼【クールジャパン】 「クールジャパン(Cool Japan)とは、日本の文化面でのソフト領域が国際的に評価されている現象や、それらのコンテンツそのもの[要出典]、または日本政府による対外文化宣伝・輸出政策で使用される用語。具体的には、日本における近代文化、ゲーム・漫画・アニメや、J-POP・アイドルなどのポップカルチャーを指す場合が多い。さらに、自動車・オートバイ・電気機器などの日本製品、現代の食文化・ファッション・現代アート・建築などを指す。また、日本の武士道に由来する武道、伝統的な日本料理・茶道・華道・日本舞踊など、日本に関するあらゆる事物が対象となりうる。」 必読書すぎて「アトミックウランジ」ではあえてアーカイブしなかった「はだしのゲン」、大人むけに描かれた「黒い雨にうたれて」とあわせて、どんよりと重く暗く苦く辛く沈んだ気持になりながら、それでもよんでほしい。あの涙と怒りと恐怖と嗚咽の読書体験がなければ、なぜ戦争をしてはいけないのか、わからないだろう。だから下記のキャンペーンに賛同する。 ![]() ▼「キャンペーン・はだしのゲン」を松江市内の小中学校図書館で子どもたちが自由に読めるように戻してほしい。 「私は堺市で長年、学童保育指導員をしています。毎年、学童の子ども達にゲンの絵本版を読み聞かせたり、アニメや実写版のビデオ・DVDを上映してきました。学童にはずっと10巻セットを常備しており、多くの子ども達が自ら進んで手にとって読んでいます。1年生や2年生の子ども達が、ゲンたちが戦争や原爆で辛い目にあう場面で涙を流し、しかしそれでも苦難に負けず家族や仲間達と共に力を合わせて平和な世界を築くために明るく、たくましく生きていく姿に励まされています。何よりも「戦争はぜったいに起こしてはいけない!」と子ども達の心の中に平和の芽が育っています。 昨年12月中沢さんが亡くなられた後(同時期?)にこの「措置」がとられていることにも大きな疑念を抱きます。なぜ作者が存命中に正々堂々と作者と話し合わないのか?「中沢さんの妻ミサヨさん(70)によると、中沢さんは生前、「戦争や原爆を食い止めるためには、子どもにも残酷でもその悲惨さを伝えるしかない。ゲンは子ども向けに描写をやわらげたが、実際の残酷さはあんなもんじゃない」と語っていたという。松江市教委の対応について、ミサヨさんは「信じられないし、悲しい。戦争や原爆の悲惨さや痛みがわかっていないのではないでしょうか」と話した。」 賛同はここから ----- [関連] ▼「アトミックラウンジ」アーカイブ図書リスト http://rojitohito.exblog.jp/12444322
by illcommonz
| 2013-08-17 17:10
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