
「太公望は、盆の上に水の入った器を持ってきて、器の水を床にこぼし、「この水を盆の上に戻してみよ」といった。 女はやってみたが、当然、出来なかった。 太公望は、それを見て、「一度こぼれた水は、二度と盆の上に戻ることはない。こぼれた水を分析したところ、ストロンチウムなどのベータ線と呼ばれる放射線を出す放射性物質が1リットル当たり、8000万ベクレルと高い濃度で含まれていることが分かった。汚染水が付近の排水溝から海に流出していないか調べるよう東電に指示しなさい」といった。この話から「一度起きてしまった事はけっして元に戻すことは出来ない」という意味で「覆水盆に返らず」というようになった。」
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「福島第1の汚染水漏えいは過去最大量」
「東京電力は、福島第1原発の地上タンクからの汚染水漏えいでは今回が過去最大量と発表した。」
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「タンク汚染水300トン漏えい 8千万ベクレルの高濃度」
「福島第1原発の地上タンク周辺で汚染水の水たまりが見つかった問題で、東京電力は20日、タンクからの漏えいを認めた上で、漏えい量が約300トンに上るとの見解を示した。漏えいした汚染水から、ストロンチウム90(法定基準は1リットル当たり30ベクレル)などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり8千万ベクレルと極めて高濃度で検出された。原子力規制委員会は19日、漏えいを国際的な事故評価尺度のレベル1(逸脱)と暫定評価し、汚染水が付近の排水溝から海に流出していないか調べるよう東電に指示していた。(2013年8月20日 共同通信)