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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼表現するオーディエンスと表現するアクティヴィスト
d0017381_13463090.jpg連休中のハードディスク事故で、
仕事があがったりだったので、
講義の後は、むやみに、
本やマンガを読んでました。
読んだのは次のとおり。

岡野玲子『陰陽師十三巻』
笠原和夫『日本暗殺秘録』
古井由吉『招魂としての表現』
ほしよりこ『きょうの猫村さん』
デリダ『テレビのエコーグラフィー』
フィルムアート社『アートという戦場』
そのほかもろもろ。

何日か前のブログに書いた手前、『アートという戦場:ソーシャルアート入門』
についてだけ、ちょこっと書くと、もとより、こういう入門書の類は、あれこれと
いろいろやってるうちに世間の垢と色にまみれ、つい忘れがちなベーシックな
理想や初学者の心得などを思い出させてくれるところがあって、もともと好きな
部類の本なので、それなりにたのしめました。序文・本文・跋文もさることながら、
いちばん面白かったのは、表紙の「そで」の部分に書かれていた、この本の編者
であるプラクティカが提案する「表現するオーディエンス(鑑賞者)」像でした。
つまりそれは、表現はアーティストだけのものでなく、オーディエンスのものでも
あるべきで、これまで受身でしかなかったオーディエンス諸君よ、君らも日々の
生活の中でアートを実践し表現したまへ、という「モリス商会」から「暮しの手帖」
に連なるライフアートの新提案なのですが、それによると、

「表現するオーディエンスとはこんな人・・・・・・・・・」だそうです。
...........................................................................
01|誰かの言葉ではなく、自分の言葉で語りたい人
02|日常の中にアートな感覚を活かす人
03|自分が変化することも表現だと思っている人
04|1つのインスピレーションより100の試行錯誤を選べる人
05|対立が終わりではなく、始まりだと思う人
06|人生の逆説にアートを感じる人
07|スーパフラットな日本文化に埋没しない人
08|オタクよりもベーシックで視野の広い人
09|少しの経験で極限までイマジネーションできる人
10|性差の区別にこだわらない人
............................................................................
いや、まったく、ごもっとも。まさにおっしゃるとおり。これぞPC的に義しい
二十一世紀の脱スペクタクル市民憲章だと思ったので、そのあかしに、
それをここに原文ママ書き写してみたわけですが、書きとる掌のそでから、
さっそく「01」を実践したくなったので、「表現するオーディエンス」ではなく
「表現するアクティヴィスト」の人間像として、ちょこっと書き換えてみました。

「表現するアクティヴィストとはこんな人・・・・・・・・・」
..............................................................................
01|誰かの言葉も自分の言葉も詩にして語りたい人
02|日常の中のアヴァンギャルドな面に官能する人
03|自分が分裂することこそ表現だと思っている人
04|1つの流行より100の時代錯誤を選びとる人
05|矛盾をだきしめ、ダブルバインドを生きぬく人
06|人生の逆説に人生のよろこびと充実を感じる人
07|スーパフラットな文化に退屈と不満を覚える人
08|オタクよりもファンダメンタルで視野が毛深い人
09|少しのニュースや事件から極限まで想像する人
10|性と年齢と人種と貧富の差別と偏見に敏感な人
...............................................................................
で、こういうのは、その模範となるような
具体的な人物像(キャラクター)を示すと、
かえって、その力をそいでしまうのですが、
その矛盾は矛盾として抱きすくめることにし、
「表現するアクティヴィストの人物像」を
ここでひとつだけ示します。

表現するブロガー諸君たちよ、
このこどもを見たまえ!

d0017381_14513671.jpgゲへへへへへ、おいしい顔ってのは、
こーいう顔のことだぜぇぇぇぇぇぇぇ~
「こどもの権利はナンですか?」って、
きいてくれたら、レス返してやるぜぇ、
「食べることと愛されること」だってなぁ~
(↑村崎百郎風に読むこと)

学校でならったデカルコマニーを
とてもじょうずに使って、食のよろこびと
たのしみが、たいへんよく表現されてる
と思いましたよ、ちびこもんずくん。
(イルコモンズより)


「俺は手を汚す」(若松孝二)。そう、食卓もまた戦場であり、
そこは汚れた顔の天使も恍惚する静かな最前線である。
あらゆる場所にキャンバスを、食べろ、汚せ、そして甦れ**

このブログのオーディエンスの方々もまた、それぞれの
暮しの現場とその最前線で「表現するアクティヴィスト」に
なられんことをイルコモンズは願ってやみません。かしこ。
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【解説】 *デカルコマニー Decarcomania
インクを垂らしたり滴らせた紙片を折りたたんだり圧力をかけるなどし、
剥がした後にできるインクの沁みや滲みなどがかたちづくる不定形な
汚点やまだらを「偶然の図象」として愛でる絵画制作術。偶然性や
不確定性を尊ぶシュールレアリスト(例えば日本では瀧口修造など)
に特に好まれ、オートマティズムによる造型技法として多用されたが、
近年では、リヒターのアブスト画ウェブ・コラージュのサイトなどに
その遠い残響がみられる以外は、ほとんど省みられることのない
旧式の前衛技法で、現在ではもっぱら幼稚園や小学校の図画工作
で教えられる、こども向けの誰でも簡単にできるおえかきのほうほう。
なお、文字が刻まれた紙片を折りたたんだり裁断したりして造形する
フォルド・インやカットアップによる詩はデカルコマニーの文学版である。
『イルコモンズ美術108科辞典』より抜粋
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[追記] 「この世の中には詩によってしか解決できないものがある」
(ウラジミール・マヤコフスキー)。そして、「ひもといても(前略)、
アートとは(中略)「詩のような爆弾」(中略)だったのです(後略)」 
(編集部「アートという戦場」より抜粋)
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[浦遺] **03年の米英軍によるバグダット空爆の際、家で食事を
していたところを爆撃されて殺されたこどもたちにこのコラムを(以下省略)。
[PR]
by illcommonz | 2005-10-11 15:04
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