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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼[悲報] 悲しき民族学/人類学
▼[悲報] 悲しき民族学/人類学_d0017381_174399.jpg

「世界は人間なしに始まったし、
人間なしに終わるだろう。」
レヴィ=ストロース
「悲しき南回帰線」



「悲しい民俗学および人類学」(以下、フランス語記事を自動翻訳して要約)
 「ジュヌビエーブ・フィヨラッソ大臣は、ライセンスのこすることでいくらか仕上げたい。それらの数を徹底的に減らすために、斧に彫刻をします。民俗学と人類学は消えて、社会科のライセンスで会います。専門家は、訓練の死を予言します。ジュヌビエーブにとって、この単純化は軸のうちのひとつです。大臣は、タイトルの迷路を打ちます、その考えは、企業が理解するということです、卒業生によって獲得した専門知識がない現在のライセンスを中へカットし、いくつかの不満を刺激するために去ってください。民俗学の学者、および、人類学は動員されて、このように非常に速く、彼自身です。請願は、1,788人ずつ署名されました。また、民俗学・人類学のグループ・プロモーションは、フェースブック上でそれ自体を構成しました。民俗学と人類学は言及に消えて、社会科のライセンスのコースのうちのひとつ現われます。

 「教授を遺憾に思う、私たちは魂の補足のようになるでしょう。」

 「私たちは、訓練の消失を心配します、これらの訓練に会わない場合、それらはそれら自身で死ぬでしょう。」

 フランスは、マルセル・モース、クロード・レヴィ=ストロース、あるいは、ジョルジュ・バランディエと何人かの頭を見なします。それはヒューマニズムとオルタナティヴを作る、考える。将来、それらが列車を照らされた市民に寄与することを思い出し、子どもたちが予備選挙以来、そこに始められることをさらに提案します」(リベラシオン紙 2013年7月7日)

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 フランスの大学改革で、「民族学/人類学」という名前の科目が消滅し、「社会学」に統合されるらしい。民族学/人類学なんか学んでも企業やビジネスの即戦力にならないからだ、というのだろう。ネオリベラリズム的な実学偏重主義である。日本でもやがてそうなる日が来るかもしれない。しかし、たとえその名が消えたとしても、「ヒューマニズムとオルタナティヴをつくり考える」ための「魂の補足」の学として、社会学のなかでちゃんと生き延びていくだろうし、現に、専修大学の社会学の講義にはその兆候がみられる。世界は民族学なしに始まったし、民族学なしに終わるだろう。そういうものだ。

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[参考] 【専修大学的社会学】(※専修大学講義要綱よりサンプリング)

▼社会学原論
 「この講義では、社会を構成する人間とは何かについて理解を深めると同時に、人間によって構成されている社会の特性について考えることにより、社会学を主専攻として学ぶ学生として必要な素養を身につける。」

▼社会学201
 「ヨーロッパにおいて確立された社会学の系譜のなかに通底するヨーロッパ中心主義的な見方を対象化・相対化する批判的な視座を確保することも念頭においています。」

▼社会学101
 「本講義の目的は、「社会学とは、いかなる学問なのか?」という問いを、ともに考えてゆくことにある。具体的に扱う領域としては、文化研究、階層研究、消費社会論、教育社会学などを予定している。そのどれもが、「常識的なものの見方」とはひと味違う、「社会学的思考方法」を教えてくれる。講義のなかでは、こうした題材を通して、社会学を現代社会のなかで学ぶことの意義を一緒に考えてゆきたい。」

▼社会学201
 「これまで一方的に与えられてきた情報や、一見「あたりまえ」に見える慣習、また「正しい」と教えられてきた規範や制度について「なぜ」を問いかけることが出発点となる。社会的存在としての自分が今立っている場所や立場、これまで自然視してきたライフコースのモデルや「常識」の意味を問い直すことにもなるだろう。それは苦しい作業になるかもしれないが、重要なのは与えられた問題の答えをただ探すよりも、自分にとって議論するに値する「問いを立てる」ことである。個人的な問題を社会的な問題とつながったものとして理解できる、「社会学的想像力」を身につけて欲しい。」

▼社会学202
 「この科目を履修することで、あなた自身が日常生活の中で常識だと考えていたものが、疑わしく思えるかもしれない。

▼社会学特殊講義E(別名「アクティヴィズム社会学解放講座」)
 「この講義は、社会運動から社会を考える社会学です。社会はこれまでどのように変わり、そして誰がどのように世界を変えてきたかを学び、変えることのできないものと変えることのできるものを識別する知恵を身につけます。」

 「世界を変えようと決意した、思慮深い市民たちからなる小さなグループの力を決して否定してはいけません。実際、その力だけが、これまで世界を変えてきたのです。」(マーガット・ミード)

 「神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ」 (ラインホルド・ニーバー)
by illcommonz | 2013-10-08 01:10
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