
行くあてもなくぶらぶらしてたら、標識があった。
その標識の云うことには、この先、立入禁止。
あぁ、そう....だが、しめたぞ、標識の裏には、
なにも書いてない。ならば、標識のこちら側は、
ぜんぶ残らず、ぼくらのもの、地球の裏側まで
みんな、ぼくらみんなのもの、そこからずっと
歩いて、地球をくるりと一周すれば、標識の
むこう側までぜんぶ、ぼくらのもの、ぼくら、
みんなのコモンズ。おそれることなどない。
標識には必ず裏があり、禁止の裏に道がある。
禁止のうしろの正面にむかって、すすめ。
「我が故郷~ゴッド・ブレス・US・フォー・US」
(原詩:ウディ・ガスリー 改竄:イルコモンズ)
「ぼくらの許可なく、この歌を歌った者は、ぼくらの友だちである。
何をしてくれたって構わない、公表しても、書いても、歌っても、
踊っても、ヨーデルにしたって構わない」(ウディ・ガスリー)