【ブレーキ】 Brake
「ブレーキは、運動、移動する物体の減速、あるいは、停止を行う装置である。これらの動作を制動と呼ぶため、制動装置ともいわれる。
原義から転じて、変化を抑制する意味の単語としても用いられる。」
[関連]

・改造したサキソフォンを用いた政府への制動装置
・社会彫刻としての制動装置
▼【警笛】
http://illcomm.exblog.jp/20018802/
ひとは「装置」でもなければ、「器」でもないが、時と場合によっては、ひとりひとりの人間が、自らの身体を使って、政治に対する「警笛」となり「ブレーキ」となることが必要なときがある。そこでは「なるためのモノ」が必要となる。フランスの二人組の哲学者たちは、それを「アダプター/アジャスマン」とよんで、「なること」(むずかしくいうと「生成変化すること」)の大切さを説いた。多数多様なアダプターには、ドラム、なべ、フライパン、メガホン、プラカード、旗、自転車、傘、帽子、カメラ、靴、バッジ、LED、携帯電話、ぬいぐるみ、などなど雑多なモノがある。こうしたモノと、文字どおり「合体」することによって、ひとは自立していると同時に連結しあう存在となる。自分の場合は、改造したサックス。みずからメガホンとなった誰かのコールと、みずからドラムとなった誰かのリズムに連動して、自分は不協和音の警笛を発し、耳障りなブレーキ音を鳴らすサックスになる。フランスの二人組の哲学者たちは、そうした「組み合わせ」と、それが構成するものことを、「メカニズム」と区別して、「マシン」とよんだ。それは精密に設計された機械ではなく、生きた機械で、ブリコラージュでつくられた、その「たたかう機械」は、調子をくるわせると同時に、たたかう相手の調子を狂わせる。
[追記]
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「強行採決するな」国会周辺で抗議の声 秘密保護法案
「26日の衆議院国家安全保障特別委員会で特定秘密保護法案の採決が強行された。国会の外では抗議の動きが広がり、採決に先立つ同日午前8時ごろ、国会、首相官邸の周辺に100人を超える市民らが集まり、「強行採決するな」などと声を上げた。午後にも銀座や日比谷公園などでも抗議のデモや集会が開かれる。」(朝日新聞 2013年11月26日)