▼映画「ハンナ・アーレント予告編」
「彼が二〇世紀で最悪の犯罪者になったのは、思考不能だったからだ」(ハンナ・アレント)
▼マルガレーテ・フォン・トロッタ監督「ハンナ・アーレント」(2012年)
「誰からも敬愛される高名な哲学者から一転、世界中から激しいバッシングを浴びた女性がいる。彼女の名はハンナ・アーレント、第二次世界大戦中にナチスの強制収容所から脱出し、アメリカへ亡命したドイツ系ユダヤ人。1960年代初頭、何百万ものユダヤ人を収容所へ移送したナチス戦犯アドルフ・アイヒマンが、逃亡先で逮捕された。アーレントは、イスラエルで行われた歴史的裁判に立ち会い、「ザ・ニューヨーカー」誌にレポートを発表、その衝撃的な内容に世論は揺れる…。「考えることで、人間は強くなる」という信念のもと、世間から激しい非難を浴びて思い悩みながらも、アイヒマンの<悪の凡庸さ>を主張し続けたアーレント。歴史にその名を刻み、波乱に満ちた人生を実話に基づいて映画化、半世紀を超えてアーレントが本当に伝えたかった<真実>が、今明かされる。」
[公式サイト]
http://www.cetera.co.jp/h_arendt/
半世紀を隔てて、いま・そこにある「安倍の凡庸さ」や「自民の凡庸さ」について、もう一度、とっくり考えてみるために、明日、この映画を観に行くことにした(気がついたら今週の金曜までだった)。明日の夜もまた国会前に抗議に行くのだが(そして明後日もまた行くのだが)、どうせ同じ電車賃を払うのなら、映画を観に行くとかしたほうがいいので、そうすることにした。