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磯崎新「転都国会フクシマ」
「超臨界都市、東京。1960年頃から限界を言われてきたこの首都は、いよいよ改造を迫られている。磯崎氏は、日本では近代において首都は神話的構造線(出雲と鹿島を結ぶライン)を東上し、震災を契機に移動が図られてきたという仮説を持つ。1988年に審査員を務めたあるコンペで提案されたプロジェクトに、国会をメガフロートに乗せて移動式にするという浮上都市「ラピュタ」という提案があった。磯崎氏はこれを今に合わせ、再現し、提案する。福島第一原発の横に筏に乗った立法府を横付けし、それを中心に郡山周辺に行政府、磐梯山の下に宮内府、猪苗代湖周辺に大使館などを配置し、省の名前も「当たるも八卦当たらぬも八卦」という皮肉を込めて八卦を元に「乾省」「巽省」などと名付ける。」
投票日は東京にいないので不在者投票してきた。都政が国政に少なからず影響を与えるのなら、こういうプロジェクト案を、国に突きつけられる人物が都知事になればいいと思う。