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「報道の自由 日本後退59位 原発事故、秘密法響く」
「国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)が十二日発表した、世界各国の報道の自由度を順位付けした報告書で日本は昨年の五十三位から五十九位に後退した。東京電力福島第一原発事故の影響を取材しようとするとさまざまな圧力を受けるとされたほか、特定秘密保護法の成立が響いた。日本は、各国を五段階に分けた分類で上から二番目の「満足できる状況」から、主要先進国で唯一、三番目の「顕著な問題」のある国に転落。東アジアでは台湾や韓国を下回る自由度とされた。日本は昨年も福島の事故について情報の透明性が欠けるとして大きく順位を落としていた。報告書は特にフリーランスや外国人の記者への圧力を問題視。記者クラブ制度が原因だとし、事故後こうした記者への偏見が強まっていると指摘した。また安倍晋三政権で成立した特定秘密保護法により、原子力問題を取材する記者の活動はより危険なものになるとした。国家安全保障局(NSA)による情報収集活動が問題になった米国については「国家安保の概念が悪用された」と批判、昨年から十四ランク低い四十六位とした。対象百八十カ国のトップ3はフィンランド、オランダ、ノルウェー。」(東京新聞 2014年2月12日)
[疑問] オリンピックでは、メダルの色が「金」か「銀」か「銅」かで、あれほど一喜一憂するのに、報道の自由ランキングでは、世界59位であっても、まったく気にならないのだろうか。
[質問] この後退の原因はなんでしょう?
[回答] 安倍のせい。