はじめに、ふた、ありき
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▼「なぜNHKは山梨の大雪災害を報じないのか?」 「14日から振り続いた雪は、山梨などの甲信越地方を「陸の孤島」にしている。国道20号線、中央自動車道、中央本線などの「甲州の大動脈」も、いまだ復旧の見通しの立たないまま、3日目の夜を迎えようとしている。「県内だけでも、家に帰れず、車の中で過ごしている人々が数百人にのぼるのではないかとみている。凍死や一酸化炭素中毒など死の危険に直面している人も少なくないはず。政府は本当に対応を急いでほしい」(県庁職員)ネットの世界では、安倍官邸の反応が鈍いとし、テレビ局も山梨の悲劇を「ぜんぜん報じていない」と大騒ぎである。実際、今回の場合、その指摘は正しい部分が少なくない。その最大の理由は、ソチ・オリンピックにある。本の場合、オリンピックの放映権は、数年前からNHKと民放で構成される「JC」(ジャパンコンソーシアム)で決定し、電通を中心として広告出稿などのスポンサー割当までをも振り決めていく。年々高騰する膨大な放映権料は、テレビ局に取っては死活問題であるゆえに、五輪関連番組はアンタッチャブルな絶対的な「商品」となっているのだ。そうなると困るのは、大地震や災害や戦争などが起きた場合の緊急報道である。とくにNHKは、政府から非常事態宣言などが出され、緊急災害放送を余儀なくされると困ってしまう筆頭であろう。というのも、NHKの災害報道(臨時災害報道も含む)は、放送法(第8条など)で定められ、大災害時には報じなければならないものと義務づけられているからだ。ということで、仮に、オリンピックの時期でなければ、甲府放送局初のNHKニュースは遊軍などの力も借りて、もっと充実したものになっていただろう。報道か、放送か… 日本のテレビ局がこの命題を突きつけられたときに、どちらを選択して来たか、云わずもがなであるが、筆者の第二の故郷・山梨にとっては哀しいばかりだ。」(DAILY NOBORDER 2月16日) 一方、なぜ安倍は大雪災害を無視し続けるのか?という疑問と怒りが残る。「国の威信」や「国威発揚」となる金メダルをとってきた五輪選手の手柄はたたえても、あとの国民はどうでもいいという棄民政治の「最高責任者」だからか? ▼安倍首相、羽生選手を電話で祝福「さすが日本男児」 「安倍晋三首相は15日、ソチ冬季五輪のフィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦(はにゅうゆづる)選手に電話し、「たくさんの日本人が羽生選手の演技を見て胸が熱くなる思いだった。氷に一礼するたたずまい、さすが日本男児だ」とたたえた。羽生選手は「ミスもあったが、最高の結果を残すことができた。(自分の)点数が出た後は、金メダルは逃したなと思っていました」と話した。羽生選手が仙台市出身であることから、首相は「仙台や被災地の皆さんは喜んでいると思う」とも語りかけた。」 「さすが日本男児」か、いま、安倍のオツムのなかでは、自分は戦時下の最高責任者で、五輪選手たちは兵士という妄想がうずまいているのだろう。いよいよあたまがおかしくなってきてる、はやく更迭したほうがいい。 (つづく)
by illcommonz
| 2014-02-17 10:42
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