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▼映画「ブラザー・サン シスター・ムーン」主題歌(詞・曲:ドノヴァン) 「陽の光よ、月の光よ、自分の悩みだけに心をオキュパイされた、私の目をひらいてください、わたしの栄光が目にみえるように。わたしの心にも、なにものかが宿り、その愛がいま、この胸によみがえる。」 ▼映画「THX1138」(ジョージ・ルーカス監督 「時は25世紀。人類はコンピュータが支配する地下に広がる世界で、精神抑制剤を投与されながら機械的管理の下、登録番号で呼ばれながらさまざまな作業に従事していた。しかし主人公のTHX1138と女性のルーム・メイト、LUH3417は抑制剤の投与をしない日々を続けてしまい、次第に“人を愛する感情”が目覚め、この世界では禁止されている肉体関係を交わしてしまう。尚かつ薬の未投与のおかげで毎日の作業にも支障をきたしはじめ、その事を知ったコンピュータはTHXを投獄し、裁判にかけようとするのだが……」 ▼映画「愛の世紀」(ジャン=リュック・ゴダール監督) 「国家の理想とは、ひとつになること。しかし、個人の夢は、ふたりでいること。」 ゴダールがこの映画の前に撮った映画「新ドイツ零年」の日本語字幕では、「国家の夢は一人のもの、個人の夢は二人のもの」と短く縮めて訳されてましたが、もともとは同じ言葉です。この言葉の意味はいろんなふうに解釈することができますが、ひとつにはまず、国家というものはつねに一つになることを願うが、それに反して個人は二人でいたいと願う、というのがそれです。同じくこれは、国家は人を一人きりにしておこうとするが、それに反して個人は二人でいようとする、というふうにもとれます。いずれにせよ、国家の野望と個人の願望はつねに相反するものであって、「一であること」を求める国家に抗して個人は「二であること」を願うというわけです。かたや『愛の世紀』では、ゾフィーのこの言葉のかわりに、バタイユのこの言葉が二度引用されていました。 「国家、国家というが、国家ほど 愛されるものとかけはなれたものはない。 国家と愛の崇高さは、対極にある」 ここでは「国家」と「愛」とが対極の関係にあるということが云われていますが、これとさきほどの言葉をあわせ読むと、そこでは「二であること」と「愛」とがむすびつき、この「二であることの愛」は、一なる国家への「抵抗」として存在することになります。そこで、もしこういってよければ、ゴダールが『愛の世紀』の「第二部」で描こうとした「愛」というのは、いわば「国家に抗する愛」であり、国家が求める「一」に対して「二」であろうとする「抵抗の愛」ではなかったのかと思うのです。そして、かつては「国家」というものが「一であること」を求めてきましたが、いまではその国家を超えたものが「グローバリゼーション」という名のもとに地球を「愛なき一の世界」にしようとしています。そんな「愛なき世紀」のはじまりの年にゴダールは、まるでそれに抵抗するかのように「二であること」とその「愛」を描きはじめたわけです。」 イルコモンズ「<一>なる国家と歴史の孤独に抗する<二>であることの愛とそのはじまり」 http://www.godard.jp/ourmusic/ourmusicbakuretsutalkshow8.htm ↑ 「アクセスしようとしたページは見つかりませんでした。」 [参考] ▼【警告】 夜遅くなるとイルコモンズがやってきて、愛をかたる http://illcomm.exblog.jp/3282388/ ---------------------------------- [関連] ▼マイケル・ムーア監督「ある愛のものがたり、キャピタリズム」 どうしてぼくらは、こんなに資本主義を愛してしまうのだろう。
by illcommonz
| 2014-02-22 13:34
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