はじめに、ふた、ありき
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▼「けしゴム」
自分が書きちがえたのでもないが いそいそと けす 自分が書いたウソでもないが いそいそと けす 自分がよごしたよごれでもないが いそいそと けす そして けすたびに けっきょく自分が ちびていって きえて なくなってしまう いそいそと いそいそと 正しいと思ったことだけを ほんとうと思ったことだけを 美しいと思ったことだけを 自分のかわりのように のこしておいて ................................ ▼「朝がくると」 朝がくると とび起きて ぼくが作ったものでもない 水道で 顔をあらうと ぼくが作ったものでもない 洋服を きて ぼくが作ったものでもない ごはんを むしゃむしゃたべる それから ぼくが作ったものでもない 本やノートを ぼくが作ったものでもない ランドセルに つめて せなかに しょって さて ぼくが作ったものでもない 靴を はくと たったか たったか でかけていく ぼくが作ったものでもない 道路を ぼくが作ったものでもない 学校へと ああ なんのために いまに おとなになったら ぼくだって ぼくだって なにかを 作ることが できるように なるために ------------------ ▼「詩人まどみちおさん死去 104歳、「ぞうさん」など」 童謡「ぞうさん」や「やぎさん ゆうびん」などで知られ、やさしく深い言葉で命の貴さをうたいあげた詩人のまど・みちお(本名石田道雄〈いしだ・みちお〉)さんが28日午前9時9分、老衰で亡くなった。104歳だった。葬儀は未定。喪主は長男石田京(たかし)さん。1909年、山口県周南市生まれ。19年から日本統治下の台湾で暮らし、29年に台北工業学校を卒業して台湾総督府に勤めた。34年、雑誌「コドモノクニ」に投稿した詩が北原白秋の選で特選に入り、以後、詩や童謡の創作に打ちこむ。43年には応召。46年復員。49年から雑誌「チャイルドブック」の編集に携わり、59年から創作に専念。68年、詩集「てんぷらぴりぴり」で野間児童文芸賞。76年、「植物のうた」で日本児童文学者協会賞、81年、巌谷小波文芸賞。「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」などユーモアあふれる童謡詩は歌い継がれ、子どもたちに愛されてきた。ぼくも、ゾウも、マメも、かけがいのない存在としてここにいる、とうたった「ぼくが ここに」や「ぞうさん」などの作品を通して、「自分が自分であることのすばらしさ」を伝え続けた。」(朝日新聞 2014年2月28日) いまは、けしゴムのかわりに、DELETEキーをつかい、いまは、いまも、いまでもまだやっぱり、それになろうとして、あさがくると、かんがえる、いそいそとかんがえる。さて、きょうは、なにをできるかな。
by illcommonz
| 2014-02-28 10:49
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