![]() はじめに、ふた、ありき
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![]() ▼「麻生財務相、ビットコイン「破綻すると思っていた」 「大手取引所のマウントゴックスでインターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の引き出しができない状態になっている問題で、麻生財務大臣は「どこかで破綻するだろうなと思っていた」との考えを示しました。「こんなもの長く続かないだろうと思っていたから。どこかで破綻するだろうと思っていたから、早く来たなと」(麻生太郎財務大臣)」(TBS 2014年2月28日) ![]() それをいうのなら、「アベノミクス」はどうなんだ? 政権を維持するためだけに、経済を人質にとった、カンフル剤まみれのドーピング政策で儲かるのは一部の大企業でしかなく、いずれ「どこかで破綻するし、長く続かない」のは、アベノミクスも同じだろう。やがて春がきて、日本の株価が暴落するその日、麻生のひんまがった、へらず口が何というのか聞いてみたいものだ。それはともかく、安倍政権が社会におよぼす被害は、ビットコイン破綻よりもずっと大きい。毀損された民主主義、人権、憲法の被害は、お金ではとりもどせない。経済に目をくらまされると、大切なものを失う。 ▼「マウントゴックスが経営破綻=仮想通貨の私設取引所―顧客のビットコイン「全て消失」 「インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」を扱う世界有数の私設取引所で、東京に拠点を置く「Mt.Gox(マウントゴックス)」は28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、経営破綻した。負債総額は65億111万円。顧客と同社が保有していた計約85万ビットコインのほぼ全てを消失したという。85万ビットコインは、同社のサイト停止直前のレートで約114億円、28日夜の他取引所のレートで約470億円に相当する。同社は、大規模なサイバー攻撃を受けた可能性が高いと説明し、刑事告訴を検討していると発表した。 世界に十数カ所あるビットコインの取引所の破綻は初めてとみられる。ネット取引の利便性の高さなどから急速に普及してきた仮想通貨の信頼性は大きく傷つきそうだ。」 時事通信 2014年2月28日 ところで、こうしたIT関連の話題では頼りになるダニエル・ライオンズが、この事件の前にどう書いていたかというと、こうである。 「そもそもビットコインとは何なのか。基本的には2つの異なる解釈がある。一つは17世紀にオランダでおきたチューリップバブルと同様の投機的なバブルと見なし、球根がデジタル記号に置き換わっただけだとする見方」 麻生はこの見方だろう。そして政府も。 ▼「ビットコイン、課税対象=法的位置付けを明確化―政府」 「政府は5日、インターネット上で流通する仮想通貨「ビットコイン」について、通貨とは認めず「モノ」として取り扱い、取引で発生する売買益などは課税対象になるとの見解を固めた。大久保勉参院議員(民主)の質問主意書への答弁書として7日に閣議決定する。政府がビットコインについて見解を示すのは初めて。」(時事通信 2014年3月5日) それは放っておいて、もうひとつの見方はこうである。 「もうひとつは、ビットコインを数学的に傑出したアイデアと見なし、世の中を変えるほどのインパクトを持つコンピュータサイエンス上の大発見であり、インターネットに匹敵すると絶賛する主張だ」(ダニエル・ダイオンズ「バブルかブレイクスルーか?」 今回の取引所の破綻で、投機対象としてのビットコインにはケチがついたが、もともとビットコインを「金儲け」のためではなく、数式を解いた報奨金としてビットコインを手に入れる「採掘」の対象だと考えていた後者のプレイヤーたちは、かえってせいせいしてるかもしれない。 [参考] ![]() ▼ビットコイン採掘マシン 「当初、Bitcoinは「Mining」(採掘)というプロセスによって手に入れるのが一般的でした。ユーザーがCPUやGPUの処理能力を使ってBitcoinの一部(複数の要因に依存)を獲得するというのが採掘です。当時は採掘者の数がそれほど多くなかったことを考えると、採掘は費用対効果に優れた手段であり、さほど労力をかけず新しい通貨に簡単に投資できる方法だったと言えます。採掘によって、このネットワーク上で行われる取引を検証し、二重払い攻撃(1人が同じBitcoinを複数の人に贈ること)を事実上防ぐことができるため、採掘はBitcoinのセキュリティ体系において不可欠な部分です。そして、一定の利益を得た後、多くのアーリーアダプターが「採掘マシン」を開発するようになりました。完全に採掘活動専用のコンピューターです。Bitcoinは、ネットワークから提供される暗号問題の解答を一番早く見つけた採掘者に贈られます。そのため、最高の採掘マシンを設計する競争が始まりました。このようなカスタムメイドの装置を作るには相当なコストがかかります(ゲーム向けのハイエンドのビデオカードをいくつか並列で稼働させることが多い)が、当時はそのコストを十分に回収できるほどの利益が出ていました。多くの人が、それ以上深く考えずにBitcoinという流行に飛びついていたのです。その後、GPUによる採掘に代わってASIC(Application-specific integrated circuits:特定用途向け集積回路)が主流になると、一部のホビイストや小企業が自分たち専用の採掘所を建設するようになり、小規模な採掘者はほとんどが脱落していきました。」(「Bitcoinについて誰もが知りたい(けど質問しにくい)こと」2014年1月24日より
by illcommonz
| 2014-03-05 15:24
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