![]() はじめに、ふた、ありき
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![]() ▼「アベ自民いやね!激おこぷんぷんマーチ」 [日時] 2014年6月29日 14:30集合 15:00スタート [場所] 東京・新宿 柏木公園(JR新宿駅より徒歩約6分) [コース] 新宿柏木公園→大ガードくぐり→靖国通り→明治通り→中央通り→新宿駅東南口→甲州街道下→中央通り→東口交番前→大ガードくぐり→柏木公園 「アベじみんの悪政のかずかずに「いやね!」というデモです。集団的自衛権、武器輸出の解禁、消費税増税、原発の再稼動、原発の輸出、秘密保護法、生活保護の切り下げ、残業代ゼロ、TPP、沖縄に基地のおしつけ、東京オリンピック、朝鮮学校無償化排除、日本軍慰安婦問題、、、まだまだたくさん、ありえな~~い!!!」 [海外からのメッセージ] ▼高祖岩三郎「アベに対抗して「街におどり出ること」の意義について」 「僕が外地から想像しえるこの行動企画の意義について、一言させていただきま す。ただし情勢が世界的に混迷していることも手伝って、檄文というよりも、ま だるっこしい賛同メッセージになっていると思います。 アベ政権が体現しているものは、現在世界的に観察しえる「資本主義的民主主義 国家」による統治の根本的危機とそれへの統治者からの対応の最も淫らな事例で はないかと思われます。これらの統治体制の内部では、異なった領域性と強度に おいてではあるが、一様に民衆の生にまつわる危機が進行しています。だが、こ の統治形態は、ますます経済、産業、情報、交通、軍事、文化など、諸々の装置 との一体化を強め、政治という領域固有の権能を自己放棄し、実質上ほとんど 「無頭化」しているように見えます。言い換えると、そこでは責任をもった主体 が消失し、民意(民衆の実存的要請)を聞く耳が、衰退し続けているのです。だ から、政策はそれらの諸装置の運行と一体化し続け、何が起こっても、それらの 総体としての社会的過程を止めることが出来ないのです。その意味で、アベとい う人間の名前と像をもった現象は、そうした装置の集合体の擬人化以上でも以下 でもないと言えるでしょう。これはオバマや、その他、今日の指導者のほとんど 全てに、当て嵌まると思います。 政権を、主体性をもった人間の集合として扱い、合法的なルートを通して、政策 を立案し実行する諸機関と折衝してゆくのは、間違えなく重要なことです。ただ しそれを実践している人びとの困難が証しているように、そのルートにも(メ ディア、ロビイスト、組合、NGO、政治政党など)二次三次の装置が介入し、民 意と政府の関係は、奇々怪々な利害の壁で分断されて来ているように見えます。 そして民意との距離をなしくずし的に獲得した政権は、居直り状態で、ひたすら 現社会装置の継承、強化、更新、恒常化を目指す自動機械と化し、そこに統制、 管理、弾圧をめざす「裸の権力」を、立法化という形で内在化てゆくことになり ます。 日本がかかえる危機は、ことに放射能汚染の拡大と人口減少(老齢化)にとも なって、いわゆる旧来の政治/社会問題の領域を超え、「生の力」全般にわたる 衰退を表わしているように見えます。民衆の危機的な生が、なしくずし的に自己 運動を続ける装置に回収され、(危機への対応を含む)自律を獲得することが困 難になっている。それが苦しいところです。今後、日本群島の世界的周縁化は不 可避かもしれません。ともかく、日本国家は、政治力、経済力、生産力、国際的 影響力をますます喪失し、同時に諸装置の延命の為に、個々人の幸福を考えるこ とをどんどん放棄してゆくでしょう。これは日本国家を保持することの困難が、 ついに露呈し始めているということです。そこで統一された国民としての日本を 何としても保とうという要請、その防衛本能の強迫神経症的表現として、民衆個 々人の生を犠牲にする「強い日本」政策が回帰するのだと思います。 そこでそれに対抗すること、デモという行動形式によって対抗することの意義 は、何処にあるのでしょうか?デモには、大雑把に言って、三つの機能があると 思います。一つは、抗議という形で、権力に訴えかけて政策を考え直させること です。二つは、幅広い大衆的な賛同を組織することです。三つは、運動内部の力 能化と関係性の充実です。無論、実践の中で、これら三つは一つに繋がっていま す。上記で明らかなように、第一を実現することは、ほとんど不可能です。聞く 耳を持たない無頭者は、説得するよりも(全ての選択肢を駆使して)解体する以 外にないでしょう。第二を実現することは、どちらへも転ぶ可能性があると思い ます。一回の行動に賭けることが重要であると同時に、行動から行動へという連 鎖の中で、影響力のある出来事性を獲得してゆくことが現実的だと思えます。そ こで第三を獲得することが、今は最も重要なのではないだろうかと僕には思われます。 デモが聞く耳を持たない無頭者を解体する為には、その流れが臨界量を超出し、 巷を凌駕し、社会的日常の運行を遮断し、都市空間の中に新しい物質的現実を創 出せねばならない。つまり非可逆的な出来事を創出することです。それは、一方 では集合身体が巷に出て、非日常的空間を創出し、そのことで政治の進行に空白 を創出し、異なった社会性を構築することであり、他方では、それを可能にする 社会的実践の幅と深みを拡張させることでもある。デモはそれを実現すること、 そしてその結果にまつわる出来事の総体だと思います。 日本政府の政策の正否を議論する段階はーー民衆の生活に影響を与えるミクロの 次元の改革として最も切実な意味があると同時に、それだけでは、不充分にな りーー超過されてしまったのではないでしょうか。むしろ僕が、期待しているの は、皆さんの闘争の内的充実です。それはこれまで皆さんが、築いて来られた反 資本主義的/反権威主義的社会性の構築 ―― 交流イベント、社会センター、野 宿者キャンプ、自主避難、界隈における共同体構築 ―― つまり幅広い意味での 「コミューン」の充実と先鋭化です。おそらくそれのみが、日本群島における全 面的な「生の危機」に真っ向から対応し、「世界における周縁化」を積極的に肯 定する唯一の可能性ではないでしょうか。(たとえばザパティスタは地域の周縁 性を全面的に逆用することで、地球的革命にとって主導的役割りを果たしてきた のです。)デモは、それに向けて、諸々の闘争を、別の次元で、横断的に繋ぐ契 機として意味があり、その趨勢をもって都市の巷を物質的に変えてゆく実践とし て必須です。その次元で、東京は、リオ、イスタンブール、アテネ、ソウル、 ...と繋がっているのだと思います。 アベ装置を解体すること、それは地球の未来にとって必須です」 --------------------------- [追記]
by illcommonz
| 2014-06-28 06:57
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