【失業】(しつぎょう、英: Unemployment)
「失業とは、仕事を失うこと、および、働く意思も能力もあるのに仕事に就けない状態を指す。特に、仕事が無い状態を指す無職(むしょく)のうち、就業に向けた職探しを行っている者の状態を指し、そのような状態の者を失業者(しつぎょうしゃ)と言う」(ウィキペディア)
この春、「そのような状態の者」として正式に認定され、「雇用保険(別名、失業手当)」の受給資格を得た。今日はその三回目の受給資格認定日。「そのような状態の者」の義務として、ハローワーク(旧称、公共職業安定所)の窓口で就職相談をしたが、ハローワークのデータのなかに、自分の仕事はみつからない。仕事がないのはこまるが、ただひとつだけ、失業にいい点があるとすれば、それはどんな不始末や不祥事を起こしても「辞職する仕事がない」ということだ。ちなみに自分が「そのような状態の者」であるときに、心がけているのは以下のとおり。
一、自分に同情しない。
一、ひとのせいにしない。
一、そのような状態のときにしか体験できないことをしっかり経験しておく
あと、芸術家であるということは、「そのような状態の者」であるときには、かなり気が楽である。なにしろ、この世がはじまって以来、芸術家に安定した仕事があったためしなどないし、なにより「そのような状態の者」であるときにこそ、無為なる営みとしての芸術的ななにかが不意にひらめくこともある(ただし、花咲くことは、ない)。