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「戦争ではなくファッションを創ろう!」モデルらがデモ行進、「シャネル」15年春夏
「フランス・パリで23日から10月1日まで15年春夏パリコレクションが開催されている。30日にはカール・ラガーフェルドが手がける「シャネル」が新作を発表した。」(2014年9月30日 AFP通信)
AFPの日本語版ニュースでは、カリスマ・デザイナーのラガーフェルドが先頭に立って、デモの中心にいる上の写真が使われていたので、「それは、いまどきのデモらしくないな」と思ったので、YouTubeで動画を探してみたら、どうやらそれはわずかなあいだのことだったらしい。
「HISTORY IS HER STORY」
「BOYS SHOULD GET PREGMNANT TOO」
「WOMEN'S RIGHTS ARE MORE THAN ALRIGHT」
などなど、プラカードに書かれた内容からしても、こちらの並び方のほうが、そのフェミニンな主張によりふさわしいとと思う。何年か前にシャネルは、動物保護運動からの要請にこたえて、「リアルファー(ほんものの動物の毛皮)」を使うのをやめて、「ファンタジー・ファー」という名前の人造のファーにきりかえたようだし、スウェットショップ(低賃金工場)についても、シャネルではなく、シャネルのニセモノを密造している工場がスウェットショップだったというニュースくらいしか読んだことがないので、そういう点からも特にケチをつけるところはない。あと、デモの並び方以上に、気になったのは、そこでどんな音楽が使われ、どんなコールがされていたのかだが、動画でみるかぎり、それもわるくないと思った(上の動画では3分50秒目あたりから)。これでデモのイメージが変わるとは思わないが、「ああ、こういうデモがあったらいいなぁ」と思わずため息をつかせ、つかのまの夢を見させる効果はあった思う。もともとファッションとはそういうものだから、当然といえば当然ではあるが。それはともかく、もしカメラマンたちが、こんなふうに気合いをいれて撮影したら、デモとその見え方もすこし変わるかもしれない。
このショーを撮影する報道関係者
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(おまけ)
このショウに参加していた水原希子の上の写真をGoogle の画像検索にかけたら、なぜか下の画像がヒットした。なんの絵なのかわからないので、この画像のフランス語のキャプションを google で自動翻訳したら、「バイエルンパリIsabeauにma_Entrée」と出たが、それでもやっぱり、わからない。