
【デジタル・デトックス】(digital detox)
デジタルデトックスとは、スマートフォンやパソコンなどのデジタル・デバイスならびにSNS(ソーシャルネットワークサービス)や電子メールなどを一定期間のあいだ使用せず、デジタルメディアに依存した生活から脱けだすこと。デトックスは「detoxification」の略で、「解毒(げどく)」や「浄化(じょうか)」の意味。
「メディアと芸術」についての集中講義とその準備で、このところずっとデジタル漬けだったので、しばらくデジタルデトックス休暇をとることにした。
そして、いまは福岡の実家に帰省中。 いまは引越中。いまもデトックス中。
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[関連]
「誰もかれも、できるだけ他の人間と親密になろうと試みるが、すべての人間は孤独なままにとどまり、人間が分離されているときに生まれる不確実さ、不安、罪悪感に満たされている。現代文明は、人びとがこの孤独に気づいたり覚醒させないために、多くの緩衝装置を備えている。今日の人間の幸福は、「手のなかに楽しみがある」ということである。」(エーリッヒ・フロム)
「自分がするすべてのこと、たとえば、音楽をきくこと、読書すること、人と話をすること、景色をみることなど、すべてのことに集中することを学ばなければならない。この活動は、それに対してその人が全身を投じているのでなければならない。この精神の統一を学ぶには、できるだけつまらない会話をさけることが要求される。会話が政治とか宗教をとりあげていても、つまらない会話をしていることもありうる。わるい者たちを避けることも重要ある。わるい者とは、その肉体は生きているが、精神は死んでるような者たち、思想も会話も底が浅くてつまらない者たち、よく考えて話すかわりに、口先でさえずるような者たち、考えるかわりに決まりきった意見を主張する者たちを意味する。」(エーリッヒ・フロム)