はじめに、ふた、ありき
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「闇、に、つ、い、て、」は、
残念ながら、未遂に終わりましたが、 創作劇「アフターダーク・シアター」は、 この中止にさからって、このまま勝手に 制作をつづけます。まだ発表の時期も、 公演の場所も、なにひとつ決まってませんが、 「表現よ一歩前へ、チャンスは後からついてこい」が イルコモンズの行動原則なので、かまわず、 制作をつづけます。いつかはわかりませんが、 いずれ、その上演が必要になってくる事態が やってきそうなので、このまま制作を続けます。 「アフターダーク・シアター」の第二幕後半では、以前、このブログで公開した 「新日本憲法第9条草案」のトランスナショナル・ポエトリーリーディングを行います。 これは以前「ユーガーデン」で上演した「前衛詩としての第9条」の続きにあたるもので、 第二幕でまずこれを再演した後、つづいてмячи !さんに翻訳していただいた 「日本憲法第9条草案」の英語版をもとに、Google の自動翻訳機能を使って、 イタリア語版、スペイン語版、フランス語版、ドイツ語版、ポルトガル語版の、 テキストを作成しましたので、これを Mikrosoft と IbM の自動朗読システムを使って、 トランスナショナルかつ、ポエトリカルに、マッシュアップ・リーディングします。 その他のテキストとスクリプトは、下記のとおりです。この現在進行形の 「アフターダーク・シアター」を共同制作したい方、音響や映像や朗読や批評で 参加されたい方は、イルコモンズまでご連絡ください。旧作「前衛としての第9条」を まずご覧いただいた上で、どんな表現や手法、また媒体や場所での上演が可能で、 また効果的かをディスカッションすることからはじめたいと思います。 ************************************ イルコモンズ脚本 ジ・アフターダーク・シアター Rebirth of A Nation? Reverse of A Nation? 第二幕 ************************************ [ポエトリーリーディング用テキスト1~6] 「新日本憲法第9条草案」(前衛詩としての第9条) 日本に暮らすものは、何ぴとたりとも、 国権の発動たる、国家による戦争を、 まったく完全に、かつまた全面的に、 わけても根本的に、とことん、 これを放棄し、たとえ、 誰が何と云おうとも、 何が起きようとも、 一切関知せず、 国家による、 あらゆる種類の、 あらゆる形態の、 あらゆるすべての、 戦争という戦争の、 その一切合切の、 全部すべてを、 端から端までひとつも残さず、 上から下までひとつの特例も認めず、 最初から最後までひとつの例外も許さず、 絶対的かつ未来永劫的に、 最後の最後の最後のそのまた、 最後のひとつにいたるまで、 無限に、 廃棄し、棄却し、 抹消し、消去し、 破壊し、分解し、 解体し、廃絶し、 根絶して、 自分でたたかう。 The Avant-Garde Article No.9. (engilish version) We, All people living in England, renounce belligence by the nation, as a sovereign right of the nation. Wholly! Absolutely! Radically! We are not privy to whatsoever, no matter what anyone tells us. We are, not to leave behind any kind of w-a-r (by nation). not to accept any variety of w-a-r (by group). not to allow any exception of w-a-r (by mass). Forever more. Right until the last moment, the last minute, the very end of the last molecule, We scrap, We dismiss, We scratch, We eliminate, We break up, We abolish, We eradicate the W-A-R. And Let us fight on our own life. ------------------------------------- [アンテルナシオナル版] L'Articolo No.9 Di Avant-Garde. (versione italiana), L'Article No.9 D'Avant-Garde. (version francaise) El Arti'culo No.9 De Avant-Garde. (versio'n espan~ola) Der Artikel No.9 Avant-Garde. (deutsche version) O Artigo No.9 De Avant-Garde. (versao de Portugues) -------------------------------------- [ポエトリーリーディング音源](試聴可) イタリア語版 / ドイツ語版 / 英語版 -------------------------------------- [バックトラック] L・V・B作曲 「囚人の合唱」(歌劇「フィデリオ」より) [マニフェスト] 帝国はただひとつの グローバルを想像するが、 前衛はいつでもどこでも トランスナショナルな複数の 世界を想像することをやめない。 そして、どの国にも前衛がいる。 国家はポジとしてその旗をもつが、前衛はネガとしてその旗から たくさんの他の旗をつくり、それらを縫いあわせる。 帝国は安泰と戦争を望むが、前衛は変化と対話を望み、 夜から朝にかけて働く(だからいつも忙しい)。
by illcommonz
| 2005-11-16 00:58
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