【リインカーネーション】(Reincarnation)
「リインカーネーションは、生まれかわり、輪廻転生(りんねてんせい)を意味する。「輪廻」と「転生」の概念には重なる部分もあるが、現世に帰ってくる形態の違いによって使い分けられる。「転生」は、別の人格を持った人間として生まれ変わる場合に使われ、「輪廻」は人間以外の動物などに生まれ変わる場合にも使われる。かたやキリスト教における「復活」は、生前と同じ人格を保ったままの生まれ変わりを指す。」
▼「ゴミ捨て場の音楽」(2012年)
「南アメリカに位置するパラグアイ共和国、その首都アスンシオンの郊外に位置するカテウラという町は、毎日1500トンものゴミが捨てられる、パラグアイ最大のゴミ埋立地で、人々は文字通り、ゴミの上で生活しています。そんな町で結成された、ゴミから作った楽器を演奏する「リサイクル・オーケストラ・オブ・カテウラ」(...)。音楽学校を開こうと決めたのは、環境工学を勉強し、カテウラのリサイクルプログラムに従事していたFavio Chavezさん。貧しさのために40%以上もの子どもが学校を卒業できないカテウラで、子どもたちがドラッグやアルコールに走ることがないよう代わりに何か打ち込めるものを作れないか、ただそれだけの理由でした。もちろん、ゴミで楽器を作ることなど考えもしなかったのですが、いざ始めてみると、希望者が殺到して楽器が足りず、ゴミで作ることになったのです。楽器作りで活躍したのは、ゴミ拾いを生業とするNicolas Gomezさん。水道管や鍵でフルートを、アルミ缶とフォークでバイオリンを、コインや瓶のふたでサックスを作り出します。Luis Szaranさんは「人はどんなに悲惨な状況でも、イニシアチブをとり、クリエイティブでいさえすれば、ゴミすら誰かの人生を変えるほどのツールになる得ることを彼から学んだ」と言います。また、「
試行錯誤を重ねて楽器を作り上げる工程から、子どもたちは、物事は一夜にしてなるものではないということを学んだ」とFavio Chavezさんは言います。」(Think the Earth
「ゴミが楽器に パラグアイのリサイクルオーケストラが来日」2013年11月25日より抜粋)
「わたしたちは、世界が送りとどけてくれたゴミを、音楽にしてお返ししているのです」
(ファビオ・チャベス)
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[そのほかの生まれ変わりたち]
▼ドナルド・ナック・ザ・ジャンクマン