はじめに、ふた、ありき
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ゴダールの映画「アワーミュージック」のオリジナルサウンドトラック盤というのは、たぶん、
23世紀頃までリリースされないと思うので、Amazon.com のサンプル音源をかき集めて、 オリジナルサンプルトラック盤をネット上に編集してみました(ほしいものは自分でつくるのが、 イルコモンズなので...)。表記は上から順に「演奏者名」「使用曲名」「収録アルバム名」に なってます。映画の構成にならって「地獄篇」「煉獄篇」「天国篇」の三部構成にして、 おおよそ、映画のなかで使われた順番にならんでいます。アルバム名をクリックすると、 その先で視聴用のサンプル音源がきけます。おすすめは、ジョルジー・クルタークが弾く バッハの「神の時こそ、いと良き時」と、ケティル・ビヨルンスタの「海」の第七番です。 前者は劇中の講義のバックで、後者は「天国篇」で使用されていた曲です。視聴用の サンプル音源なので、それぞれ30秒程度の短いものですが、ゴダールが映画で 既成の楽曲を使用するときの平均使用タイムはおそらくそれよりずっと短いので、 これで十分だと思います。使用された楽曲の使用されなかった部分を聴くと、 ゴダールの楽曲のカットの仕方が実に絶妙だということがよくわかりますし、 同じアルバムの使用されなかった他の楽曲を聴くと、ゴダールの選曲が これまた秀逸だということがよくわかります。また、こうしてジャケットを 並べてみると、デザインに一定の傾向性が見えて、これまた面白いです。 このオリジナルサンプルトラック盤は、ゴダールが映画で使用した楽曲の 使用されなかった他の部分や他の楽曲を試聴するというのがコンセプトなので、 「アザーミュージック・オブ・アワーミュージック」とタイトルをつけました。 このオリジナルサンプルトラック盤は、ギフト・エコノミーの精神にのっとり、 ゴダール映画の研究と批評を目的に編集したもので、その限りにおいて、 完全に「フェアユース」の範囲内にあるものなので、存分にご活用ください。 編集と表現の自由と、その可能性のために、もっとより多くの、より高い サンプリング・レートの、より長いタイム・スケールの、サンプルを我らに( (イルコモンズしるす) ..................................................................................... イルコモンズ編 「アザーミュージック・オブ・アワーミュージック」 オリジナルサンプルトラック盤 (視聴用サンプル音源編集版) ................................... [地獄篇] Valentin Silvestrov Sonata for Violoncello and Piano. [タイトル・クレジット] Leggiero, Pesante. Hans Otte Buch Der Klange 8. [空爆、着弾、炎上、死体、廃墟] Das Buch der Klange [煉獄篇] Allegretto from Symphony No.2 in D major. [路面電車] Jean Sibelius Symphony No. 2. Trygve Seim Obecni Dum. The Source and Different Cikadas.[歓迎会] Vardapet Komitas + Tigran Mansurian China Es.[大使館] Hayren: Music of Komitas and Tigran Mansurian Meredith Monk Line 1. [廃墟の図書館] Mercy David Darling In Motion. [オルガ] Dark Wood Gyorgy Kurtag Gottes Zeit Ist Die Allerbeste Zeit.(J.S.Bach) [講義] Jatekok: Marta and Gyorgy Kurtag. Anouar Brahem Aube Rouge a Grozny. Astrakan Cafe Ketil Bjornstad Song For A Planet.[崩壊する橋] The Sea II. Anouar Brahem Barzakh. Barzakh. Gyorgy Kurtag Ligatura: Message to Frences-Marie. [隣に女性がいる] (The answered unanswered question) Musik fur Streichinstrumente Valentin Silvestrov Metamusik-Symphony For Piano And Orchestra. [街] Metamusik, Postludium. [天国篇] Overture-Fantasy. [小川のせせらぎ] Romeo and Juliet. Ketil Bjornstad The Sea VII. [弟が生まれたよ] The Sea. Arvo Part Silouans Song.[林檎を分け合う] Te Deum /Kaljuste, Estonian Philharmonic Chamber Choir ------------------------------------------------- [追記] とはいえ、上記のほとんどのアルバムはECMレーベルのもので、 「ヌーヴェルヴァーグ」と「映画史」のサントラ盤リリースの前例もあるので、 マンフレート・アイヒャーとECMの英断に期待することにします。 なおECMについては、何といってもここが詳しいので、ご参照を。
by illcommonz
| 2005-11-24 16:33
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