
ご覧になりにいらっしゃいませんか....
という携帯メールが
首くくり氏から届いたので、
土曜日の晩、国立に見にでかけて来ました。
やはり場所が変わると、ずいぶん見えかたが
ちがうものだな、と思いました。吹きっさらしで、
空気は冷たいし、時折、隣の人家から、物音
なんかもしたりして、なんとも云いがたい、
週末のアクションでした。

この晩は音楽がなかったので、頭のなかで、
アルヴォ・ペルトの
"Spiegel im Spiegel"を
脳内再生しながら見てました。こういう
暮しと地続きの場での首吊りには案外
合うように思います。ちなみにこの曲は、
「若さ」「勇気」「思考」「記憶」「愛」「映画」
など、いろいろなものどもの「最後の瞬間」を

映像化してみせたゴダールの「時間の闇の中で」に
使われていた曲で、そこに「アワーミュージック」の
「地獄篇」でも使われていた"首吊りの樹"の映像が、
一瞬、映りこむので、それとの連想で思いついた
ものです。今回はヴィデオ撮影したので、いずれ
編集するときに、試しに合わせてみようと思います。