![]() はじめに、ふた、ありき
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▼「人類の発明品 タイムライン」(講義「メディアと芸術」e-ラーニング用動画教材) ![]() ▼講義「メディアと芸術」 [日時] 2016年2月7日(日)-11日(紀) 90分×15回 [場所] 大分・立命館アジア太平洋大学 [講師] 小田マサノリ(イルコモンズ) この講義では「岩波文庫」におさめられるような古典的なメディア論(H・ソロー、C・チャップリン、M・ガンジー、K・チャペック)をはじめ、最近の「新書」におさめられるような比較的あたらしいテクノロジー・メディア論(M・マクルーハン、M・ミンスキー、C・アンダーソン、M・リドレー、R・カーツワイル)までとりあげ、人類最古のメディアである石器から、2045年には人間の能力を超えるとされるAI(人工知能)まで、メディアが「強化するもの」「衰退させるもの」「反転するもの」「復活するもの」という4つの視点から考えます。 [講師プロフィールとシラバス] ![]() [受講者のみなさんへ] いま世の中で一般に使われている意味での「メディア」という言葉を世界に広めるきっかけとなった人物は、マーシャル・マクルーハンという人です。マクルーハンは、それまであまり意識されてこなかったメディアというものの存在が、人間にとってとても重要なものだということに気づき、それについて広く調べあげ、点検してみることを最初にはじめた人で、それはいまから半世紀近く前のことです。では「メディア」とは何でしょう。ウィキペディアは「メディアとは、情報の記録、伝達、保管などに用いられる物や装置のことである」とせまく定義していますが、マクルーハンは、人間がつくりだしたさまざまな道具や機械をはじめとするテクノロジーのほとんどをメディアだと考え、メディアは人間の身体と能力を「拡張」するものだと考えました。その後、マクルーハンは、この考えをヴァージョンアップして、メディアには「強化する」「衰退させる」「回復させる」「反転する」という4つの働きがあることを明らかにし、その働きを検査する方法を「テトラッド」と名づけました。それだけでなく、マクルーハンは、ある重要な変化にも気づきました。それは現代の社会では、メディアはもはや単なる道具ではなく、人間が生きる見えない「環境」になりはじめていて、いずれ人類はメディアがつくる「グローバル・ヴィレッジの住民」になるだろうということでした。どういうことでしょう。マクルーハンに影響を受けた映画作家のゴドフリー・レジオは、ある映画のなかで「私たちはテクノロジーの中に住んでいる」と言っていますが、これをもじって言えば、現代社会に生きる私たちは、メディアがつくる環境の中で暮らしているということになります。マクルーハンがそれに気づいたのは、インターネットが普及するよりも前のことで、当時はまだ「グローバル化」という言葉さえほとんど知られていない時代でしたので、残念ながらマクルーハンのこの考えはほとんど理解されませんでしたが、それから半世紀が経ち、パソコンとインターネットが普及し、携帯電話やスマートフォンが世界中にあふれ、メディアが生活必需品となり、もはやメディアなしでは生きられない生活、言いかえれば、メディアが「ライフライン(生存するために欠かせないもの)」となった現代社会をみると、マクルーハンの予言は的中したといわざるを得ません。メディアのなかに住みはじめた私たちの生活は、それまでとは大きく変化しました。その変化はいまも続いていますし、これからも続くでしょう。「メディア社会」と呼ばれる環境のなかで日々営まれる私たちの生活は、ますます便利で快適でスマートになってゆく反面、それまで人類が経験しななかった事故や犯罪、思わぬトラブルやストレスを経験しています。「ネットウィルス」「テクノストレス」「ノモフォビア」「スマホ依存」「デジタルデトックス」など新しい言葉やが次々に生まれては変化てゆきます。そんななかで、ネット社会と化した現代社会を生きる私たちはメディアとどのようにつきあって生きてゆけばよいでしょう。メディア社会を予言したマクルーハンは「考える人」であると同時に「検査する人」でした。マクルーハンがメディアの働きを検査するために発明した「テトラッド」は、現代の私たちにマクルーハンが遺してくれた遺産といえるかもしれません。この授業のねらいは、マクルーハンのテトラッドを使って冷静にメディアを検査する方法を学び、メディア社会でいきのびてゆくためのメディアリテラシーとスキル、そしてモラルを身につけることを到達目的とします。 ![]() 追記:近い将来、人工知能やロボットが人間の仕事を奪ってしまうという話もありますが、あまり不安がらず、「KEEP CALM AND PROVE IT」(落ち着いて点検しましょう)。 [講義の内容] ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 講義をよりインタラクティヴなものにするため、講義ごとの具体的な内容は、下記の「メディア・リテラシーチェック」の結果をみて、考えます。 ▼「メディア・リテラシーチェック」 ![]() ①下記のリストをみて、自分が知っているものに、黒のペンか鉛筆などで○をつけてださい。 [単語] 技術的特異点/ネチケット/インセカム/TEDトーク/ウブントゥ/AR/ムーアの法則/ランサムウェア/ディープドリーム/グローバル・ヴィレッジ/信州大学学長入学式挨拶/パブリック・ドメイン/紛争鉱物/リヴァース・エンジニアリング/タイムラプス/デジタルデトックス/テクノストレス/Tor/クリエイティヴコモンズ/スノーノイズ/VR/ワトソン/スペクタクル社会/アウラ/ビッグデータ/ROM/グーグルグラス/テルミン/SMS/ビットコイン/リキッドモダン社会/E-Waste/2045年問題/スニペット/EVP/ダイアルアップ/iesys.exe/レッドハット/サッドマック/GUI/iFixit/ダンバー定数/ENIAC/ウェイバックマシン/Arduino/ノモフォビア/3Dプリンター/文化庁メディア芸術祭/WIRED/ノリウッド/フラッシュモブ/Pepper/フライングトースター/LTO/アクティヴラーニング/2016年ダボス会議レポート [人名] マーシャル・マクルーハン/トーマス・アルヴァ・エディソン/リヴィタル・コーエン/ポール・ヴィリリオ/チャールズ・チャップリン/ヨゼフ・ボイス/0100101110101101.ORG/オノ・ヨーコ/クリスチャン・マークレー/池田亮司/マルセル・デュシャン/ゴドフリー・レジオ/宮崎駿/ジャン=リュック・ゴダール/クリス・アンダーソン/飴屋法水/ナム・ジュン・パイク/アルビン・トフラー/ミヒャエル・エンデ/マーク・ザッカーバーグ/ラリー・ペイジ/セルゲイ・ブリン/ジグムント・バウマン/イルコモンズ/ニコ・メレ/津田大介/ジミー・ウェールズ/ジャレド・ダイアモンド/マーヴィン・ミンスキー/スティーヴ・ジョブス/マーク・シャトルワース/エーリッヒ・フロム/岡本太郎/レイ・カーツワイル/マット・リドレー ②下記の動画をみて、自分がきいたことやみたことのあるものに、黒のペンか鉛筆などで○をつけ、知っていることを書いてください。 ③下記の画像をみて、自分が知っているものに、黒のペンか鉛筆などで○をつけ、知っていることを書いてください。 ![]() ④下記のリストをみて、自分が見たことのある映画や動画、番組に、黒のペンか鉛筆などで○をつけてください。 「ラ・シオタ駅への列車の到着」/「月世界旅行」/「モダンタイムズ」/「ファンタジア」/「パワー・オブ・テン」/「コヤニスカッティ」/「グレイ・ヴィデオ」/「サイド・バイ・サイド」/「2001年宇宙の旅」/「地球爆破作戦」/「ブレードランナー」/「A.I.」/「事故の博物館」/「アイロボット」/「バッドデイ」/「HER 世界でひとつの彼女」/「マイノリティ・レポート」/「AKG」/「LIFE IN A DAY」/「スティーヴ・ジョブズ 1995」/「ソーシャルネットワーク」/「ディス/コネクト」/「サバイビング・プログレス」/「ガタカ」/「映像の世紀」/「レヴォリューションOS」/「マネー資本主義」/「サロゲート」/「ネクストワールド」/「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」/「トランセンデンス」/「新映像の世紀」/「ロボット」/「ベイマックス」/「エクス・マキナ」/「オートマタ」 ▼[自由記述]「どのような工夫があればこの授業がさらによくなると考えますか?」 ![]() ・「初日に教室に入った際、黒板や机に大量に並べられた物品が目に入り、さらにはBGMが流れていたりと、博物館にいるような授業で面白かった」 ・「本物にふれるというこの授業独特の世界観は、授業というより体験型博物館のようでした」 ・「インタラクティヴな講義に新しい講義スタイルを感じました。」 ・「授業を受けることで心の底からハッとすることが多くあった。」 ・「重要なことだけでいいので黒板を使ってほしいです。」 ・「メディアの授業なので先生のブログの指定記事にコメントするというのもよいかもしれません。」 ・「APUには「文化・社会・メディアクラスタ」という専門分野があるので、現代美術に関する授業をとりたい学生はいるはずです。」 ・「たいへんよい経験となった。」 ・「先生の現代美術作品をもっと紹介していただきたかったです。」 ![]() ▼イルコモンズ作図「原子力資本主義」(2013年改訂版) [教科書・参考書] ![]() 「みんなでシェアする価値のあるアイデア」を共有するためのサイト「TEDトーク」では、さまざまなジャンルの専門家たちの講演やプレゼンテーションを無料で視聴することができます。メディアに関するものもありますので、教科書や参考書のかわりに、視聴してみてください。 ・ジョン・ロンソン「ネット炎上が起きるとき」 ・アブハ・デウェザール「デジタルの今」を生きる ・イーライ・パリザー「危険なインターネット上の「フィルターに囲まれた世界」 ・フアン・エンリケス「タトゥーのように残るあなたのオンラインライフ」 ・アンドリュー・マカフィー「未来の仕事は、どうなって行くだろうか?」 ・アンドリュー・マカフィー「アンドロイドに仕事を奪われるのか」 ・ロドニー・ブルックス「ロボットは我々の生活を侵略する」 ・レイ・カーツワイル 「加速するテクノロジーの力」 ・クレイ・シャーキー「インターネットが (いつの日か) 政治を変える」 ・アンバー・ケイス「誰もがすでにサイボーグ」 ・クリス・アンダーソン「ウェブ上の動画が後押しする世界のイノベーション」 ・ジョージ・ダイソン「ジョージ・ダイソンが語るコンピューター誕生の物語」 ・ダニエル・スアレース「人殺しの決定をロボットに任せてはいけない」 ・ティム・バーナーズリー「ウェブのための大憲章」 ・セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ「Googleについて」 ・ケン・ジェニングス「ワトソンとジェパティと私/雑学博士はもう古い?」 ・ジーナップ・トゥフェックチー「インターネットで社会運動が容易になっても、目的達成は難しいのはなぜか?」 それ以外に、WEBサイト「WIRED」にはメディアに関するさまざまな記事が掲載されていますので、自分の関心や興味にあわせて、読んでみてください。 ・ダニエラ・マンギーニ「人工知能やロボットには奪われない「8つの職業」」 http://wired.jp/2015/03/25/2030-works/ ▼「メディアと芸術」講義用オンライン・テキスト1 http://illcomm.exblog.jp/20335352/ ▼「メディアと芸術」講義用オンライン・テキスト2 http://illcomm.exblog.jp/20335388/ ▼「メディアと芸術」講義用オンライン・テキスト3 http://illcomm.exblog.jp/20335398/ ■その他(注意事項等) 「メディアリテラシー(=メディアのメリットやデメリットを見分ける力」を身につける最良の方法は、いろんな時代の、いろんなタイプのメディアと、その歴史を知ることです。そのため、この授業では、過去・現在・未来のメディアに関する映像を見ますが、映像を見ているときは、映画館と同じく、まわりの人の学習のさまたげにならないよう、私語や携帯電話、スマートフォンなど使用はひかえてください。ただし授業中に今すぐネットで検索したいことやメモしておきたいことがあるときは、使用してもかまいません。この授業は、メディアに関する授業なので、メディアをどんどん活用してください。 ■講義用ツイッター 講義中に質問や意見があるときは下記のツイッターアカウントへ https://twitter.com/illcommonos #メディアと芸術 [練習問題] ![]() ![]() [テスト問題] ![]() ----------------------------------- ▼追加資料 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by illcommonz
| 2016-02-04 21:00
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