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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼[おぼえがき] 子どもと支援者のこころのケア
▼[おぼえがき] 子どもと支援者のこころのケア_d0017381_2142911.jpg
【子どものこころのケア】

 「子どもは、自分のこころの状態を客観的に把握することが難しく、自分からこころのケアが必要であると言い出すことは困難です。また災害に際して、子どもたちは何が起こっているのかを理解しにくく、そして今後どうなるのかについての見通しも立てにくいことから、大人とくらべても、ストレスの度合いが高くなります。

 しかし、こうした状態をうまく口にできないため、災害を体験した多くの子どもたちのこころと身体には、たとえば、「赤ちゃんがえり」や「おねしょ」といったいろいろな変化が起こります。一方で、安心して安全に遊べる場を確保し、そこでの遊びを通して気持ちを発散することで、安定したこころの状態を取り戻すことができるのが、大人との大きな違いです」

[対応方法]

・行動に変化があっても、むやみに叱ったり、つきはなしたりせず、受け止めてあげましょう。

・ 気をつかうがんばり屋のお子さんは、負担が大きくなりすぎないよう気をつけてあげてください。

・現在起きている症状は、誰にでも起きるもので、その子のせいでないこと、恥ずかしいことではないと説明しましょう。

・一緒にいる時間を増やしましょう。

・子どもが話すことは、否定せずに聴いてあげましょう。

・ただし、話したくないときには無理に聞き出さないようにしましょう。

・抱きしめてあげるなど、スキンシップの機会を増やしましょう。

・災害体験を遊びとして繰り返すことは、本人が落ち着いていくプロセスです。無理に止めないようにしましょう。

▼[おぼえがき] 子どもと支援者のこころのケア_d0017381_21444580.jpg
【支援者のこころのケア】

 「被災者のケアにあたる支援者は、自身が被災者であることも多く、また外部から入った支援者についても、災害体験を被災者から聞き、悲惨な状況を目撃することで精神的打撃を受け、こころや身体に様々なストレス反応がでることがあります。被災者と同様、支援者には、以下のような反応が生じることがあります」

・熟睡できない、眠れない等の睡眠障害

・動悸、胸痛、胸苦しさ

・ものごとに集中できない

・気分の落ち込み

・イライラしやすくなる

・涙もろくなる

・食欲不振/食欲過多

・疲れやすくなる

・強い罪悪感を持つ

・無力感を感じる

・頭痛や胃腸の調子が悪い等の身体症状

 「災害時に、支援者にも不安や抑うつの反応が生じることは、恥ずべきことではなく、適切に対処すべきであることを承知しておくことが有効です」

[出典] 「被災者のこころのケア 都道府県対応ガイドライン」(内閣府 平成24年3月作成)
(PDF版) http://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/pdf/kokoro.pdf
by illcommonz | 2016-04-25 21:46
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