「文化人類学解放講座」の後期学期末試験(90min)のための
サウンドトラックのセットアップリスト（順不同）を公開します。


Enchanted Fairy Garden.....................Disney

Spiegel Im Spiegel............................Alvo Part
Gottes Zeit Ist Die Allerbeste Zeit.......Gyorgy Kurtag
The Sea Ⅶ.....................................Ketil Beyorstad
Caecilia..........................................Fenesz
Cavatina.......................................Hiroshi Fujiwara
The Disintegration Loops...................William Basinski
Telesymphony.................................Dialtones
Dragonfish......................................Seigen Ono
Oscilythm.......................................Computer Soup
Imagination....................................Stephen Machieu
Itsumo nando demo..........................Wakako Kaku

Look out for Yourself.......................Wunder / Jorg Follert

この「試験のためのサウンドトラック」は、しんと静まりかえった教室よりも、
適度な音楽がある解放的な環境の方が答案づくりがうまくゆくとの考えから
毎回、試験中に流しているものです。今年はアンビエント系の音をへらして
ＥＣＭ系の音をふやしてみました。この手のものとしてはブライアン・イーノの
「ミュージック・フォー・エアポート」がいかにも好さそうですが、過去の実験
結果から「試験むきではない」ことがわかったのであえてはずしています。
あれは同じ場所で何もせずじっとしているのには、むいているのですが　
（なにしろ、もともとあれは空港の待合室むけにつくられた音楽ですから）、
それだと思考がちっとも前に進まなくて、試験にはむいてないようです。
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[追記] アルヴォ・ペルトのピアノが静かに流れる教室で、
受講者たちが机にむかって熱心に答案づくりをしてる風景を
教壇から見ると、まるで映画の一場面を見てるようでグッときます。
フェネスの「エンドレスサマー」は夏の試験むきで、ペルトの曲は
冬の試験むきです。ヴンダーの「ルック・アウト・フォー・ユアセルフ」は、
陽が暮れてすっかり暗くなった試験の終わりの時刻にかけるのと好いです。
"ルック・アウト・フォー・ユアセルフ～♪"という歌詞が流れるなか、
自分で考えた問題に自分で解答を出して帰ってゆく受講者たちを
見送るとき、教職のよろこびを感じます。