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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼2005年度ベスト・イシューズ
本のかたちをした書籍には、書評というものがあり、「図書新聞」や「読書人」
という書評専門の新聞もありますが、なぜか雑誌には、そうした批評がなく、
「雑誌新聞」や「雑誌人」というものはありません。これでは雑誌編集者も
張り合いがないでしょうから、イルコモンズが今年の優秀雑誌特集号を
勝手に選んでみました。まずはダントツ第1位のこれから。

▼2005年度ベスト・イシューズ_d0017381_17292457.jpg「アイデア」2006年1月号 通巻314号
特集=エミグレ1984-2005
発行:誠文堂新光社
編集人:加藤美明 編集長:室賀清徳
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[イルコモンズ評]
「亡命者のための雑誌」「ボーダーを無視する雑誌」として
1984年に創刊され、マッキントッシュ朝デザインの成立、
DTP産業革命、デジタル書体の可読性論争、マルチメデ
ィア配信実験、そしてアドバスターズとの共闘による西暦
二〇〇〇年の「FTF (First Things First)」宣言を通じ、グローバリズムへの反旗を
翻した後、ハードコアな批評誌に転向し、デザインの社会的責任と使命を問いなおして
みせた雑誌「エミグレ」が今年2005年冬の第69号をもって終刊した。「アイデア」の最
新号はこの「エミグレ」の21年間の軌跡を紹介した入魂の特集号。「なにもできないけど、
でも、なにかできそうな気がする」からはじまったデジタルデザイン創世期のあの自由で
解放的な気風を知る雑誌がこれでひとつ消えたが、今回の突然の休刊は、「いまやなん
でもできるけど、しないですむことは、しないですませる」というバートルビー的抵抗を思
わせるもので、デザインの社会的使命をつねに忘れることのなかったエミグレが残した
功績はこれからの時代、ますますその輝きを増するだろう。これはグラフィックデザイン
の良心のおわりではなく、「まだなにかできそうな気がする」のはじまりである。


▼2005年度ベスト・イシューズ_d0017381_17363010.jpg「エスクァイア日本版」2005年7月号 19巻7号
特集=闘うグラフィックデザイン
発行:エスクァイア・マガジン・ジャパン
編集人:清水清
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[イルコモンズ評]
ブルース・マウの「マッシヴ・チェンジ」展を大きくとりあげ、
サグマイスターやS・ドイルたちの仕事のなかに「デザインは
社会問題と闘うツールだ」というティボール・カルマン(雑誌「COLORS」初代アート
ディレクター)のレッスンが、いまもなお息づいていることを伝えてくれた好企画。
いまだにレム・コールハースばかりがとりあげられ、ブルース・マウのような仕事が
とりあげられないのはおかしな話で、グラフィック・デザイナーはもう少しこれに
興奮し騒いでもいいはずだ。いずれにせよ建築ブームは終わり(姉歯の事件が
それにとどめをさしたはず)、やがて反抗的なグラフィック・デザインが息を吹き
返してくるはずなので、第3回の横浜トリエンナーレではブルース・マウにディレ
クションを任せてみてはどうだろうかと思うのだが。


▼2005年度ベスト・イシューズ_d0017381_17415431.jpg「リラックス」2005年10月号 通巻104号
特集=ぼくたちの風景
発行:マガジンハウス
編集人:立石和浩
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[イルコモンズ評]
これについては以前このブログに書いたとおり。
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そのほかは次のとおり。
▼2005年度ベスト・イシューズ_d0017381_17523679.jpg「ロック画報」21号
特集=メッセージ・ソング
発行:ブルースインターアクションズ
編集人:加藤彰

「東京人」2005年7月号
特集=新宿が熱かった頃1968-1972
発行:都市出版社
編集人:高橋栄一

「ユリイカ」2005年
特集=文化系女子カタログ
発行:青土社
編集人:都淳一郎

「en-taxi」2005年11月号
特集=七〇年代東映:蹂躙の光学
発行:扶桑社
編集人:壷枝信也
by illcommonz | 2005-12-15 17:53
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