東京外国語大学さんから、寄贈品の展示施設を設計してほしいという注文があり、
いまそれをこしらえているところなので、さらにもうしばらくブログの更新をやすみます。
#とりあえず「ギフト・アカデミー」「クラ・ラウンジ」「ポトラッチ・ショウケース」
という名前だけ先に思いついたので、そういう風に設計してみようと思ってます。
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[追記] 設計のコンセプトはこんな感じです。
アメリカ北西海岸地方における富の操作(ポトラッチ)は
多くの点から見て明らかに、われわれの現代の経済の
しくみに対するひとつの風刺である(ルース・ベネディクト)
「寄贈=ギフト=贈与」とは、すなわち、モノの所有、蓄積、独占、
固定、停滞を忌避する行為であり、かつてボードリヤールが指摘
したようにそれは、「世界はわれわれが所有できるものではない」
という思考にもとづく営みである。「寄贈=贈与」には、移動、循環、
交流、連鎖、往還、解放、分配、交代、変化といった様々な運動が
伴い、それによって絶えまなく世界を変化させようとするものである
(イルコモンズ)。