はじめに、ふた、ありき
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いま、つい腹立ちまぎれに、口からでまかせの筆まかせで、「野生のコモンセンス」と
口走りましたが、ふと我にかえって、気をとりなおして考えてみると、これはなかなか 好い文句なので、ひとつ、このタイトルをもとに「文化人類学解放講座的」な作文を 書いて、それを自分で編集してPDF出版したら、おもしろそうだなと思いました。 もっとも、口からでまかせとはいっても、実は今から10年くらい前に、「文化人類学の コモンセンス」という教科書に文章を書いたことがあったので、どうやらこの思いつき はそこからきているようです。 ということで、メインタイトルは「野生のコモンセンス」 サブタイトルは「リクレイム・ジ・アンソロポ(ロジー)」 サブサブタイトルは「文化人類学解放講座・副読本」 どうせ古臭い話しかできないので最初から文庫化 します。表紙のデザインは左記の通りで、表紙の あらすじ書きは下記のとおりです。本の帯には、 「これは民族誌ではない。これは民族学者になり そこねた者が四人称複数で書いた野生の民族詩 である」と印刷することにします。 [あらすじ] 「これは民族誌ではない」。どうせ、そう云われるに 決まっているので、先回りして自分で先にいっておく。 しかもこれは「民族学ですらない」。かつて民族学は 「科学のふりをしている詩のような学問」だといわれた が、これは科学のふりをすることをやめた学問のような詩である。世の中には民族学者の ことを「作家、小説家、詩人になりそこねた者たち」だという批評家がいるが、この本を書い たのは、民族学者になりそこねて、美術家になった後、それを廃業し、いまは詩人のふりを したり、民族学者になりすましているイルコモンズである。ぼくらはこの本を「野生のコモン センス」を忘れた現代社会の野蛮人と家畜のみなさんたちに心をこめて捧ぐ。見よ、呆れよ、 そして可笑しければ、笑いたまえ、これが「野生のコモンセンス」だ。もし、あなたが、この エスペラントな常識(決して普遍的ではないが共有可能な常識ということ)を理解できない としたら、それはつまり、あなたが野蛮人だからだ。野蛮人とはひとの常識を理解しない 者たちのことだ。だとすれば、家畜のような人生の常識とはくいちがう、この「野生のコモン センス」もまた、ひとつの立派な野蛮である。要するに、どっちもどっちの、おたがいさま なのだが、だが、しかし、もういいかげん現代社会の方の常識には愛想がつきて、とても ついてゆけなくなったので、このラディカルなロマン主義を始めることにした。ロマン主義 とは、失くした(ような気がする)ものや忘れた(ような気がする)ものを、とりもどそうとする 運動のことだが、ラディカルなロマン主義とは、失くしたり忘れてしまう前に前衛的にそれ をとりもどそうとする運動のことだ。なんだか、だんだん花森安治のような書き方になって きたが、気にせずにつづけよう。そう、今ならまだ間に合う、これがラディカルなロマン主義 の合言葉で、この本で「野生の憲法」「野生の著作権」「野生の市場」「野生の自由」を学び なおせば、あなたも野生のコモンズになれるし、世界も今よりは少しくらいましになる(かも しれない)。だから、あなたも一緒にあべあべ。真実はつねにあべこべのなかにある。 (附:イルコモンズによる自著解題「"1、2、3、たくさん"は算術ではない。"3つあれば十分、 4つは多すぎるので、もうたくさん"なのである」を収録) ................................................................................... #ここで、昼休み終了。この出版資金を稼ぐために、注文をうけた仕事にもどります。
by illcommonz
| 2005-12-21 15:56
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