
してる時に見ると、余計に美しく見えます。
毎年恒例の「ドイツの最も美しい本」展、
「印刷博物館」で今年もやってます。
年があけたら、見に行こうと思います。
もちろん今回も、手にとって・さわって・
見てよいそうです。
「ドイツの最も美しい本展2004」
「ドイツ企業報告書デザインの現在」
会期:2005年11月8日(火)~2006年1月29日(日)
開館時間:10時~18時 入場料無料
映画「ザ・コーポレーション」では「正真正銘のサイコパス」と診断された企業ですが、
その企業と現在のドイツのグラフィックとの関係がどうなってんのか、そこを見るのも
楽しみです。それにしても、さすがはバウハウスの国、どれもこれも、本の仕立てが
いいですね。手にもったときのバランス感とか紙のめくり具合とかが楽しみです。
あと、上の図版では小さくてよく分かりませんが、チラシの写真で見ると、それぞれの
カヴァーデザインにドイツ気質の「思いこみの強さ」がよく表れています。たとえば、
右上にある緑の本のタイポグラフィーひとつとってもみても「見よ、これがバランスだ!」
といわんばかりの勢いで、そのデザイナー独自の均衡の美学が示されています。また、
その下の算数の教科書の写真の上に書きこまれた線などは「デザインの基本は力線
と運動線である!」というモダン・デザインの原則が示されていて、算数の教科書であると
同時にデザインの教科書みたいで、おもしろいです。