昨晩の地震はおおきかったですね。さて、思い起こせば、この5年くらいずっと、
いろんなこと(テロと戦争)があって、あまり眠れない生活をつづけてきたので、
このへんでいっぺん、まとめて寝てみようと思い、誕生日の後の数週間を
冬の睡眠週間にあてて、「毎日寝る生活」をしたら、すっかり「眠るしあわせ」を
おぼえました。とはいっても、いわゆる睡眠のサイエンスとか夢のアナリシスには
まったく関心がなく、ただ単に、意識をOFFにすると、なにかがONになって、
ふわふわしたり、ふらふらしたり、すかっとしたり、じんとしたり、くらくらしたり、
なんというか実存のモードがかわるというか、それがおもしろくてたまらず、特に
目がさめた瞬間の、あれっ?という感じがおかしくて、それを愉しみに毎晩、夢中で
眠ってました。おかげでバクテリアやウィルスに対する抵抗力も回復したようです。
あと、起きてる時には思い出すこともなかったガラクタみたいな記憶が思いのほか
たくさんバックアップされていたのが分かってア然としました。もう35年以上も前に
連れて行ってもらった映画館のロビーの内装とか、幼稚園の時に使ってた遠足用の
水筒の栓のかたちとか、どうしてまたそんなジャンクな記憶がセーブされていたのか
まったく謎な記憶が夢の中にまぎれこんできて、摩訶不思議でした。外傷どころか
カスリ傷ひとつないよう経験や知識の断片がどうしてそんなに長期保存されていた
のか、そのランダムさとエコノミーはまったく謎です。ともあれ、結果としては、
ハードディスクをデフラグした感じです。ということで、昨日から月も替わったので、
また平常どおり運行します。