
第3回目のイルコモンズ・アカデミーを開催します。
今回はポール・ヴィリリオの「アクシデント・事故と文明」
(「新たなテクノロジーの発明は新たな事故の発明で
ある」というダーティ・リアリズムのテーゼを説いた本)
の翻訳が出版されたことでもあるので、それにあわせ、
前回上映した「コヤニスカッツイ」の完結篇にあたる
「ナコイカッツィ」を上映します。
さらに、ここにきてまた核兵器の問題が不気味にリバイバルしてきていることでも
あるので、ブルース・コナーの「クロスロード」とカール・セーガンの「コスモス」を
あわせて上映するとともに、ロバート・ロンゴやデミアン・ハーストの近作のほか、
インゴ・ギュンターやイヴ・クラインの旧作などを紹介しながら、「文明の野蛮」と
それに対する「警告の表現と文法」について学びます。

▼ゴドフリー・レジオ
「ナコイカッツイ」2003年
▼カール・セーガン
「コスモス」 1983年
▼ブルース・コナー
「クロスロード」1967年
▼デミアン・ハースト
「最後の晩餐」2005年
▼ポール・ヴィリリオ
「アクシデント/事故と文明」
▼インゴ・ギュンター
「ワールドプロセッサー」1988年-
▼ロバート・ロンゴ
「クロスロードのための習作」2004年
▼イブ・クライン
「ヒロシマ」1961年
▼ウィリアム・バシンスキー
「ディスインテグレーション
ループ」2001年
[時間と場所]
2006年2月10日(金)13:00-17:00
東京大学大学院情報学環・学際情報学府
暫定アネックス二階・講義室
*聴講無料・資格不問
*イルコモンズ・アカデミーのコンセプトについては
こちらを参照してください。
【注意】 「赤門」からキャンパスに入って「暫定アネックス」に行こうとすると確実に
道に迷ってしまうそうなので、下記の地図の
×のところにある通用口からはいって、
左手二つ目のプレハブ校舎を目指してきて下さい。
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[追記] 次回、第4回目のイルコモンズ・アカデミーは
2月25日(土)の予定です。
25日は大学入試のため教室が使用できないということがわかりましたので、
日程を変更します。日程が決まり次第、またお知らせします
「世界残酷物語」「ブッシュマン」「ナイナイへの旅」「西太平洋の遠洋航海者」
「クラ・神秘の輪」「冗談関係」「男たちの木の下で」「デデヘーワ」「にわとり」など
を上映し、「野生のコモンセンス」について学ぶ予定です。